10月16日は山口県宇部市で、米津真浩さんとのジョイントコンサートです。大阪の堺でオペラアリアのお供をし終えたら、すぐさま宇部へと向かうわけですが、体力の心配もさることながら、プッチーニからラフマニノフへとスイッチを思い通りに切り替えることができるかも気になるところです。終演の次に鍵盤の触れられるのが宇部でのリハーサルですので、弾いて感覚を呼び起こすタイミングがなく、いつでも寝起きで完璧に弾けるようにしておく必要があります。幸い、プッチーニもラフマニノフも、愛と哀しみで出来ているところは共通しており、ソロもそのイメージに合うものを選べばリスクは低減できるでしょう。
宇部では米津真浩さんのピアノソロ、私のエレクトーンソロ、そしてラフマニノフのピアノ協奏曲第2番をアンサンブルでと、盛りだくさんの内容でお届けします。10月8日には東京で米津さんのリサイタルがありますが、こちらはラフマニノフのピアノソナタ第2番とピアノ協奏曲第3番という命懸けのプログラム。一方、宇部では親しみやすさを全面に出し、ショパンの名曲、映画音楽など、よく知られた代表曲を集めて演奏しますので、リラックスしてお楽しみいただけることと思います。
会場は、宇部が誇る世界の名建築・渡辺翁記念会館。風格漂う美しい空間で聞くラフマニノフはきっと特別な思い出になるはず。リサイタル直後で磨きの掛かった演奏をぜひお聴き逃しなく。チケットは神田将公式サイトオンラインショップでお求めいただけます。皆さまのお申し込みをお待ちしております。
山口県ではずいぶん長いこと毎年欠かさず演奏会を設けていただいておりましたが、昨年はついに一度も山口を訪ねない年になってしまいました。この公演も1年の延期を経て開催されるものです。その間待ち続けてくださった山口の皆さまに感謝するとともに、更なる応援をどうぞよろしくお願いいたします。
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