秋の公演

9月。例年ならまだ夏の香りと戯れていられるのに、今年はすっかり秋ですね。3日に堺で予定されていた文化講座オペラシリーズ第2回が急遽延期となり、9月の演奏会は12日の加古川のみとなりました。

加古川はミュージカルソング3回公演の最終回。私がミュージカルソングをシンガーと共演するコンサートはこれを最後に途絶えているので、悔いのないよう演奏しようと思います。先週本番会場でおこなったリハーサルで気分が高まっているコーラスチームも、最終調整にお客様のお誘いにと奮闘しているところでして、それらすべてが集約するステージの輝きが楽しみです。

9月が暇なら顔を出せばいいじゃないかと親が言ってくれますが、本番が少なくても残念ながら余裕はありません。何しろ10月は延期公演が集中し、神田将が3人はいないとキツいスケジュールです。公演数だけで見れば最盛期の半分もありませんが、当時の雑で不機嫌な自分を思い出したくもありませんし、そもそも当時のような体力がありません。

10月になると、本番と移動で予定がほぼ埋まるので、準備と稽古を9月中に終わらせておく必要があるのですが、膨大な演奏曲目をいつでもウォーミングアップなしで直ちに演奏できるように整えておくのは、まさに至難の業。旅の途中、エレクトーンに触れられるのはステージ上のみですので、歌手や持ち運びできる楽器が羨ましくなります。

10月までのコンサートラインナップをチラシ画像でズラッとご紹介します。仙台クラシックフェスティバルの神田将出演コンサートは完売していますが、他はじゅうぶんな余裕がありますので、ぜひ10月の神田将祭りを皆さまのお囃子で盛り上げてください。