加古川での演奏会から5日が過ぎました。歳とともに終演後のリカバリーに時間を要するようになって来ましたが、今回は5日経っても完全には戻っていません。
ラフマニノフピアノ協奏曲第3番、ミュージカル名曲6選、そして第九終楽章。どれをピックアップしても、すべてが演奏会のクライマックスになり得る、総メインディッシュの演奏会は、お聞きいただくお客様にも相当ヘビーだったのではないでしょうか。長時間お付き合いくださいましたお客様には、心より感謝いたします。
共演者たちもたいへんよく努力してくれました。限られたリハーサル機会と厳しい演奏条件の中で、最後までよりよい演奏のために工夫を重ねた甲斐あって、本番が一番充実した演奏になったと思います。第九で合唱を歌った皆さんも、半年間の積み重ねの成果と、日ごろの結束を見事に表現していました。
そしてこの日は、エレクトーンが誕生してちょうど60年の記念日でした。エレクトーンが還暦を迎えた誕生日に、偉大な作品をエレクトーンで奏でる機会を与えられ、私はとても幸せです。これらの作品は、まだまだ生涯をかけて磨き上げていくつもりです。
主催の加古川労音は40周年。第九は30回目だそうです。ここまで継続して来たことに感服。50周年、100周年へと続いて行って欲しいものです。
明日は山口市。荷造りは済みましたので、もう少し稽古をして備えようと思います。