ここ数日は風もなく穏やかな気候の上海。散歩には打ってつけです。衡山路のホテルから徒歩圏内にも見どころがいっぱい。風情のある古い建物を見て回るだけでもじゅうぶん楽しめます。
おしゃれな街の代名詞になっているフランス租界でも、衡山路より西に新天地のような大規模スポットはありませんが、小さいながらもセンスのよい店が点在しています。立派な住宅も多く、ひとつ路地を入れば、上海とは思えないような静けさですが、むしろこれが本当の上海なのかもしれません。
上の写真は有名な武康大楼。20世紀初頭に建てられた建物が、今も現役で使われています。近くには超人気中国料理店の吉士レストランもあります。
ここから武康路に入ってしばらく歩くと、武康庭という集合施設があります。上海のリトルヨーロッパと呼ばれているそうですが、実際はもっとこぢんまりとしたイメージ。でも、それがかえって落ち着いた雰囲気を醸しています。
敷地内には洒落たカフェやギャラリーなどがあり、アートの香りたっぷり。さほど人は多くありませんが、やはり外国人の姿が目立ちます。その一角にあるcoffee treeというカフェに立ち寄り、ちょっと遅めのランチにしました。
セットランチは85RMB。デイリースープかサラダ、メインはパスタやパニーニなど、好きなものをグランドメニューから選べます。そしてドリンク。これはコーヒーに限らず、コークなどのソフトドリンクからチョイス。最後にビスコッティ付き。
スープは塩味のパンチが効いたトマトのスープ。
メインはパスタからスモークサーモンの載ったペンネを選びました。懐かしいミートソース味。列車食堂を思い出します。
コーヒーとビスコッティ。
ゆったりした時間が流れる店内で、思い思いに過ごす人たちを眺めるのも楽しいものです。さて、おなかいっぱいになったところで、更に先まで足を伸ばしてみることにします。