佐野音楽鑑賞会 9/18

信頼するチームが同行するソロコンサートほど、ストレス知らずでスムーズなものはありません。私はただ弾くだけ。それ以外の一切はチームがやってくれるので、全神経を演奏に注ぐことができます。ここでよい演奏ができないとすれば、それはもう実力の欠如としか言いようがありません。

9月18日に開催されたのは、佐野音楽鑑賞会の第211回目の例会。14:00と18:30開演の2回、120分のプログラムを演奏しました。昼夜でお客様が異なるので、同じプログラムでよいところも負担にならずに済みます。

午前中に会場入りすると、すでにエレクトーンのセッティングが整っており、照明の準備がもうすぐ終わるところでした。それを待って、一通り弾いて、スタッフと昼食を。ほどなく開場時間という、無駄もなければ焦りもない流れです。

落ち着いて着替えを済ませ、1回目の本番へ。いい雰囲気のお客様と、穏やかに変化する美しい照明の中で、気分よく演奏することができました。

2時間空いて2回目の本番。1回目もまずまず満足できる演奏でしたが、やはり私は夜型。久しぶりに全開の演奏ができ、自分にまだこんなエネルギーが宿っていることを知り、嬉しく思いました。

佐野音楽鑑賞会に呼ばれたのは2017年以来の2回目。思えば前回も素晴らしいお客様に見守られ、我ながらよい出来栄えだったので、佐野の皆さまとは相性抜群なのかもしれません。

それと、やはり大ホールの方が思い切り弾けるので、体の使い方という意味では楽なんだと思います。

この自信を糧に、せんくら、ラフマニノフ、そして来年の東京文化大ホールに向け、勢いを付けて行きます。応援よろしくお願いします。