仙台クラシックフェスティバル(通称「せんくら」)2019は、10月4日(金)から6日(日)の3日間です。
約90のコンサートに約380名の演奏家が出演。ひとコマ45分〜60分でチケットは1000円から。ビッグアーティストから私のような端くれ者まで、そして入門編からレア物まで、幅広いラインナップ。身近な感じなのに、どれを聞いてもハズレなし。それが「せんくら」です。
いよいよ12日にはチケットの先行販売が始まります。人気公演のチケットはあっという間になくなりますのでお早めに。私のチケットでさえ、発売日に並んだのに買えなかったとお叱りを受けました。かつてまだ人気者だった頃の話ではありますが。
今年は10月5日に東京豊洲で米津真浩とのラフマニノフ2本立てが決まっていたため、「せんくら」には4日と6日にひとつずつ出演します。思えば、「せんくら」でも米津真浩とラフマニノフの2番をやりました。懐かしい思い出です。
「せんくら」には全国からファンの皆さまが集まってくださいます。私の演奏は聞き飽きてるにも関わらず、いつもの演奏会とは違う開放的な雰囲気をお楽しみになり、他にもさまざまな公演をハシゴして、音楽三昧の三日間をお過ごしになっています。
その逆のパターンで、別のアーティストや演目がお目当のお客様が、なにかの弾みか凄まじい好奇心によって私のチケットをお求めになり、エレクトーンの演奏を楽しんでくださることもあり、いつも新しい出会いが溢れています。
でも、よく考えてみれば、クラシックフェスティバルのラインナップにエレクトーンソロが含まれているのは、奇跡的なことです。メーカーの差し金でもなく、コネがあるわけでも、ゴネたわけでもなく、クラシックフェスティバルにふさわしいと認めてもらえたことは、エレクトーンを演奏する上で大きな自信に繋がりました。
エレクトーン愛好家の皆さまや、クラシックのエレクトーン演奏家を目指す方々に、エレクトーンのあるクラシックフェスティバルを体験していただきたいと思います。エレクトーンを愛するあなたなら、他楽器のソロやアンサンブル、あるいはオーケストラを聴いた後に、エレクトーン演奏がふつうに受け入れられているシーンに、きっと共感してもらえるはずです。
さて、今年の「せんくら」では、演奏以外にも「おススメ公演」のナビゲーターや、ブログも書いています。ぜひ公式サイトを覗いてみてください。たくさんの発見が待っていますよ!