27日。前日の天気予報では雨となっていましたが、嬉しいハズレでした。
少し雲があるものの、朝から気持ちよい天候でした。
さて、今日こそハプスブルク展に行こうとホテルを出ると、博物館の前にはすでに長蛇の列・・・
これはもう、縁がなかったと諦めた方がよさそうです。
やはり、芸術品はざわざわした中で列をなして鑑賞するものではありません。
人気のある作品なら混雑は仕方がありませんが、それによって得られるインスピレーションが失われるなら、無理して見ない方がいいという考えもあります。
特に生首を持ったサロメは好きな作品なので、前回とは違った場所で見ることで、何か異なるメッセージを投げかけてくれるのではないかと期待したのですが、次の機会を待ちましょう。
ということで、ひとりでウィーン気分を高めてみることにしました。
身近にウィーンっぽいものがないか見まわしてみると・・・
まずはザッハトルテ。
ウィーンで口にするものより、ず~っと甘さ控えめですが、一応見た目はザッハトルテです。
自分の荷物にオーストリア的アイテムはないか探すと・・・
ありました、ありました。
ロブマイヤーのトラベルグラスです。
旅の多い私に、旅先でも優雅な時間をとプレゼントでもらった品ですが、美しい透明感、驚くほどの軽さ、甘いキスのような口当たり、そして宝石箱のような素敵なケースがついていて、楽屋や車中など、あらゆる場所で重宝しています。
イニシャルのエッチングも入れてくれました。
自宅にあるグラス類は、このトラベルグラスと、同じくプレゼントでもらったティファニーのペアグラス以外は、すべてバカラの製品。洗面所で口をゆすぐためのグラスもバカラです。
贅沢なことのようですが、よいもので揃えていれば、どんな場合でも丁寧に扱いますので、気持ちを落ち着けるにも効果的ですし、実際、一度も破損したことがなく、長い目で見れば経済的かもしれません。
もうひとつオーストリア製のものがありました。
ザルツブルク生まれのMARIA’Sメアミルクソープです。
メアミルクとは馬の乳のことだそうで、最初にそう聞いた時には生臭いのではないかと不安でしたが、実際にはやさしくて心地よい香りです。
商品基準が素晴らしく、品質もいいので、最近は気に入って使っています。
この3点セットで、今日はひとりオーストリア気分を味わうことにします。