ロイヤルパークホテルは東京の下町にあるインターナショナルホテルです。隣には東京シティエアターミナルがありますが、こちらはすっかり寂れてしまった様子。それでも、成田空港と都心のいずれにもアクセス良好なことから、ホテル内では外国人の姿も多く見かけます。
最近はモダンでシックなデザインのホテルが増え、ロビーでもジャズやポピュラーソングが聞こえてくることが多くなりました。これも、ホテルがより身近な存在になったことを示しているようですが、時折、昔ながらの格式が感じられるホテルが懐かしくなります。
その点、ロイヤルパークホテルには、とても「ホテルらしい」空気が流れていて、晴れの日や人生の節目を過ごすのに相応しいように思います。
ロビーは明るく華やか。折り目正しい動作が印象的なベルボーイたちが、高級ホテルらしい品格を醸しています。
今回利用したのは5階にある日本料理「源氏香」。
5階には池や茶室を配した日本庭園があり、ささやかながら四季折々の風情を楽しむことができます。
「源氏香」には、この日本庭園を望むテーブル席や5室の個室の他、天婦羅コーナーが設けられており、今回はランチタイムに天婦羅コーナーのカウンターを利用しました。
天婦羅のランチは4,389円ですが、他にディナーのコースも注文できるので、6,990円のコースを注文しました。
最初に素材を見せてくれるので、何か好みがあればこの時に申し出れば、入れ替えてもらえます。
コースとは別に旬のアラカルトが用意されているので、その中から「はまぐり」を追加注文しました。
目の前で天婦羅を揚げるのは、見るからに職人。と、同時にサービス人でもあり、食事の進み方を見ながら、タイミング良く揚げてくれます。丁寧な仕事ぶりを眺めているのも、なかなか楽しいものでした。
店内は清潔でよく手入れされているので、気持ちよく過ごせました。
今やありふれてしまった「モダン」に飽きてきたら、ロイヤルパークホテルで一度「リセット」してみるのもいいかもしれません。