沖縄の喧騒、東京の静寂

沖縄ステイ最終日は、スコールと雨あがりの虹でスタートしました。
残念ながら虹はほのかに薄く、写真にはキレイに写りませんでしたが、水滴に濡れた花々や木々はひときわ美しく輝き、強烈な芳香を漂わせていました。

中でも目をひいたのがこの「サガリバナ」。

そのままネックレスやレイになってしまいそうな総状花序が葉の根元から垂れ下がり、ふんわりとした薄紅色の花を咲かせています。夜に見た時はもっとたくさんの花を付けていましたが、朝にはほとんどが地面に落ちていました。

そしてとくに気に入ったのが、この赤い「プルメリア」。

プルメリアといえば白や淡い黄色のものをよく見かけますが、ここまで濃い色のものは初めて見ました。白いものに比べると木自体が小さく、花も小ぶりでした。実はプルメリアではないのかも。

それにしても、この時期にリゾートホテルが超満員なのはなぜでしょう。まるで盆や正月の賑わいですが、これほど混雑しているとゆったり過ごすには不都合なようにさえ思えます。

せっかく立派なリゾートホテルを用意してもらったのに、正直なところ、私は早くそこを立ち去りたくて仕方がありませんでした。どんなに素晴らしいロケーションであっても、人が多く騒々しいところは私の好みでないことがよくわかりました。

やっとリゾートから解放され、いつものナハテラスに戻り日本料理「真南風」でランチを。正面玄関に到着した瞬間、やはりここは空気が違うと実感しました。建物も立派ですし、従業員も客も洗練度が違います。

出迎えた馴染みのスタッフは、すべてのレストランの席を用意して待ってくれていました。「帰る日にもう一度立ち寄るかもしれない」とさりげなく言ってあっただけなのに、しっかり準備してくれているのはありがたいです。

そして、フライトまで3時間ほど余ったのだけれど、どこか寄り道するのにいいところはないかと、アドバイスを求めたところ、「ガンガラーの谷」を勧めてくれました。

ここではガイド付きのトレッキングが一番のおススメらしいのですが、残念ながらそれに十分な時間は残っていないので、洞窟内にあるカフェに行ってみてはどうかとのこと。

アドバイスに従い、ウワサの洞窟カフェに行ってみました。その名も「CAVE CAFE」。

入口から見るとこんな感じ。

洞窟内から入口を見るとこんな感じです。

トレッキング目当てのお客さんも結構多い様子。係のお兄さんに「お茶だけでもいいですか?」と尋ねると、「どうぞ、ゆっくりして行って下さい」と自然な笑顔を向けてくれました。

お茶の後に、駐車場でちょっと運転気分。今はもう自分で車を運転しないので、こうした写真はこれが最後かもしれません。

那覇空港は大混雑。飛行機も満席。しかも機内はワサワサと落ち着かない雰囲気。羽田空港も混雑。ああ、どこに行っても人・人・人・・・

そして東京のホテルにチェックイン。やっとパーフェクトな静寂を手に入れ、久しぶりに心が落ち着きました。この東京の安らぎこそが、私のパワーチャージャーなんだと、しみじみ実感しています。