崩れたプロポーションの再建

今朝もまた羽田から伊丹へと飛行機で移動でした。乗ったのは、おぐけんも気になっているはずの「嵐ジェット」でしたが、機体に彼等がペイントされているだけで、機内は通常と何ら変わりなく、乗るより外から眺める方がいいようです。

昨日渡された25日のコンサート資料は、昨晩までに熟読し、内容をしっかりと把握しました。指定された作品の中には、楽譜の入手が困難なものがいくつかあります。

本来はオーケストラで演奏されるべきものながら、ピアノ用の譜面しかないもの。フルスコアがあれば、エレクトーン用に編曲するのはたやすいことですが、ない場合には別の手段を考えなければなりません。

もしオーケストラ演奏の音源があれば、それを参考にしてピアノ譜をオーケストラスコアに肉付けすることができますが、それもないとなると、想像で自己流のオーケストレーションをするしかありません。

バロックや古典の作品ならば、曲調や音域などから推測して、かなりオリジナルに近いオーケストレーションが可能です。

今回、一番手を焼きそうなのが、1970年代のジャズフュージョンの曲です。音源はバッチリありますが、楽譜はまったくありませんので、音源を聞きながら楽譜を書き起こしていくことになります。

私にとっては不得意なことではありませんが、砂粒から金を選り分けるのと同じで、コツコツと作業をするしかなく、極めて効率の悪いところが問題です。

とりあえず、この作品から取り掛かって、ほぼ耳コピーは完了しましたが、リズムのプログラムなど、私の嫌いな煩雑な作業は棚上げにしてあります。

こうした作業は、できるだけ時間をまとめて確保して、一気に仕上げるのが効率的ですが、連日細かいスケジュールの中、空き時間を利用して進めるしかありません。

まだまだ先が開けたという実感には程遠いのですが、平常心で進めていきましょう。

そして、今日から日課のランニングとトレーニングを再開しました。腰を痛めてから5週間。それに加えて鹿児島での体調不良があり、今日までずっと運動を自粛して来ました。

40歳を過ぎ、5週間も運動をさぼるとどういうことになるか。一言で表現すると、5週間で20年分の老化が進んだという感じです。

最初になくなるのは筋肉。体重はほとんど変わらないのに、皮膚がたるんで、うっすら脂肪が蓄積してきたのが、見た目にも明らか。毎日の努力で積み上げたものが、崩れ去るのは一瞬です。

一日の運動が肉体に及ぼす成果を実感するのは難しいのですが、日々の積み重ねが、健康的な体と精神の基礎になっていたことも、ひしひしと感じました。

まだ「病み上がり」ですので、ペースを落としての再スタートですが、年明けには中断前のレベルに戻したいと計画しています。

先日も、とあるホテルをチェックアウトする際、「神田様、すこしふっくらなさいましたね」と言われ、「風邪引いてむくんでんの」と負け惜しみを・・・次に泊まる時までには、スカッとした顔になるぞ。