小樽でシンガポール

スリーメンズステージのため、小樽へ。荒々しい海と無数のかもめたちが出迎えてくれました。

いつもなら前日入りすることが多いのですが、今回は当日入り。都心を早朝に出発し、午前中の飛行機で新千歳まで移動しました。YONEちゃんは、山形よりも北へ行くのは初めてとのことで、朝からパワー全開です。

新千歳空港に到着してビックリ。いつもならフィッシュマーケットのような活気に溢れているのですが、今日はほとんど人影がありません。まだ旅人は戻っていないようです。

同じくガラガラのエアポート快速に乗って、小樽へ。「まだ午前中だなんて信じられない」と言いながら、ぐっすり眠っていたYONEちゃん。ツァオ・レイもキャップにサングラスというセレブスタイルで軽い睡眠を取っています。

私はいつものように覚醒したまま、流れる景色を眺めていました。

ホテルに到着すると、顔馴染みのスタッフが歓迎してくれました。何ごともスムーズだと、気分がいいものです。

それぞれの荷物をそれぞれの部屋に運んでもらいながら、まずは部屋で落ち着くことに。

私は、部屋に入るなり、とても心躍る気持ちになりました。それは、窓際のテーブルに置かれた写真立てが真っ先に目に入ったから。

脇にはシンガポールで人気絶頂のTWGのティーセレクションが、ポットやカップとともに用意されています。

私は年がら年中ホテルに泊まっているからか、あちこちのホテルで特別なアメニティを用意してくれます。フルーツであったり、スイーツであったり、ワインであったり、フラワーアレンジメントであったり、あるいはぬいぐるみであったり。

たとえささやかなものでも、予期せず部屋で見つけると、パッと気分が明るくなりますが、それが気持ちのこもった品であれば格段に印象深くなります。

実は今日のショーが行われるグランドパーク小樽は、シンガポールが拠点のホテルチェーン「パークホテルグループ」のひとつ。先日シンガポールを訪ねた際には、この小樽でのショーで縁のあるグランドパークオーチャードに泊まりました。

そこは、オーチャード通り沿いの大変便利な場所にある、とてもスタイリッシュなデラックスホテルでした。

その時、パーフェクトに滞在中のケアをしてくれたホテルスタッフに、私はお礼を兼ねて、シンガポールで撮影した写真を何枚か送りました。

今日、写真立てに入っているのは、その中の一枚。そして、私が気に入って購入した紅茶まで手配して用意してくれるという気遣いには、とても心動かされました。しかも、シンガポールからの遠隔手配ですから、歓びもひとしおです。

真夏の太陽を感じたシンガポール。そして、まだ春はもう一歩向こうという感じの小樽。

窓から小樽のマリーナを眺めながら、紅茶の香りとともに、シンガポールのマリーナを思い出しています。

おっと、そろそろステージの準備をしなくてはいけません。それでは行ってきます。