雨の日曜日は、和歌山の宮井楽器で10人のキッズと仕上げ稽古の濃密な時間を過ごしました。声は限界、気分は爽快です。
そして終了後は宮井楽器の担当者らとのディナー。前回は初ロッテリアで「絶品」の定義を大幅に拡大しました。今夜は趣向を変えて、洋館レストランでムードのあるひと時を愉しみました。
店の名は「サロン ド ブレスト」。和歌山城からも近い裏通りにある、ロマンチックで静かなレストランです。
路地から店先までは、草木が茂るガーデンがライトアップされており、ちょうど今の季節は紫陽花が見ごろを迎えようとしています。雨に濡れた葉が、とても涼しげでした。
店内はクラシカルな落ち着いた雰囲気。ブルーのゴブレットとブルーのセッティング皿が印象的です。テラス席もあるようですが、今夜はあいにくの豪雨。またの機会に座ってみたいものです。
メニューにはコースが5種類ある他、軽いアラカルトも用意されています。今回は列車の時間があったので、最も軽いコースを選びました。
冷前菜、温前菜、スープ、選べるメインディッシュ、デザート、コーヒー、自家製パンまでがついて、なんと2,100円というお手頃プライスです。
この日の冷前菜はヨコワを軽く炙り、フルーツトマトを添えたものでした。給仕のお兄さんが「ヨコワのサラダです」と言っていたのですが、私には「横は…あの…サラダです」と聞こえたので、「じゃあ、真ん中はなに?」と考えてしまいました。
関東では「ヨコワ」という表現をしません。聞けばマグロの幼魚、関東でいう「メジ」のことだそうです。
温前菜はカレー風味の蟹のリゾット、スープはパンプキンの冷製ポタージュ、選べるメインディッシュはやわらか牛の煮込みをチョイス。
店内がロマンチックなキャンドルライトなので、料理の写真が暗くなってしまいましたが、実物ははるかに美味しそうですし、美味しかったです。
デセールにはクリーミーなブリュレにチョコレートのグラスとフリュイを添えて。五線に音符が載っている部分は、シュー皮で丁寧にこしらえたもので、食べたらとても香ばしかったです。
和歌山に素敵な隠れ家を見つけました。またこっそり出掛けてみようと思います。今度はテラス席狙いで。
7月9日に開催予定のエレクトーンサマーコンサート in 和歌山宮井楽器は、ご好評のうちに完売となりました。ありがとうございます。満席のお客様の熱気と共に、盛り上がりたいと思います。