張家界 International Country Music Week 開会式

世界27カ国の個性あふれる音楽文化が楽しめる祭典、Zhangjiajie International Country Music Weekがいよいよ開幕しました。想像以上に多彩なパフォーマンスは、驚きの連続。音楽に国境がないことを、改めて実感しています。

午前中には滞在中のホテルで各国出演者の代表が集まり、顔合わせのミーティングがありました。

舞台裏で行うような簡単なものかと思いながら指定された場所に行ってビックリ。まるでサミット会場のようなセッティングが施され、報道カメラも多数構えています。私は一番乗りでした。

ほどなく代表たちが集まり、主催側にあたる行政の偉い方々と挨拶を交わして無事に終了。いよいよ開会式会場へ出発です。

出演者は総勢1,000人を超えるとか。それが一度にバスで移動するのですからたいへんな騒ぎです。会場入り口は厳重な警備が敷かれ、公安のチェックを受けてエリア内に入りました。

出演者はすでに衣装に着替えているので、開演前にもかかわらずムードはかなりのヒートアップ状態。

パフォーマンスを楽しみながら敷地を練り歩くグループや、最後の振り付けチェックに余念のないチームなど、見ているだけでワクワクします。

やがて開会式がスタート。まずはオリンピックの選手入場のように、チーム名が書かれたプレートを掲げた少数民族の美女に先導されて、各チームの代表2名がステージに登壇。次いで、各チームのパフォーマンスが始まりました。

客席からはマスコットの牛も見守っています。

待合いスペースでは、すぐに即席アンサンブルの花が咲きます。私は楽器がないので、手拍子で参加しました。

モニターには中国全土に生中継中の映像が映し出されています。エレクトーンの姿も度々映り、よいアピールになっていました。

ひとりで指慣らしをするツァオレイ。さすが、中国の美しい背景に見事に馴染んでいますね。

いよいよ私とツァオレイのステージ。19番目の出番です。与えられた時間は3分。「さくら」をアンサンブルしました。

特別な民族衣装もありませんが、音楽に込めた思いは聞き手や各国の演者たちにも届いたようです。

演奏はあっという間に終わってしまいまいましたが、余韻は長く残っています。たくさんの国の皆さんから、演奏について嬉しい言葉をもらいました。演奏前は「タバコある?」しか聞かれなかったのですから、3分の演奏で世界が変わった感じです。

そしてCCTV1のインタービューを20分も受けることに。レポーターはとても見識が高く、新旧の楽器が国境を越えて一体となったアンサンブルの意義を感じてくれたようです。

ホテルに戻ってからは、副市長主催の歓迎パーティー。深夜の今でも、まだ盛り上がっています。ロビーでは各国の打楽器が熱狂的なムードを醸し出しているなど、日本のファイブスターホテルでは考えられない状況です。

そろそろ、私もロビーに置いてもらったSTAGEAで一発弾いてくるとしましょうか。