玖珠町学校巡回公演3日目。今日は午前中に市街地の大きな小学校を、午後からは街から離れた小さな小学校を訪問しました。移動の車窓には風光明媚な景色が広がり、演奏会に向かう気持ちを強く後押ししてくれます。
午後からは、小学校、中学校、小学校の分校の生徒たちが集まりました。全員合わせても40名足らず。中学校は全校生徒合わせて5名、一年生はひとりもいないそうですから、今年は入学式が無かったのでしょうね。
人数が少なくては寂しい思いをしているのではないかと気になりましたが、彼等はそんなことを感じさせないくらい、たくましく過ごしています。
今回の演奏会では、私の演奏が終わった後に、子どもたちの太鼓が披露されることになっていました。
でも、せっかく聞かせてもらうなら、演奏会後ではなく、途中がいいと思い、急遽進行を変更することに。同じ時間の流れと空間で奏で合う方が互いに刺激にもなります。
私のソロが6曲終わったところで、中学生たちにバトンタッチ。5人が力を合わせて2曲を披露してくれました。息を合わせて一心に叩く姿には本当にほれぼれ。表情も豊かですし、力強く芯のある音です。
続いてエレクトーンとの即席コラボレーション。とにかく自由に叩いてもらい、それに合わせてエレクトーンを弾いて盛り上がりました。
最後には子どもたちが摘んだ野の花を束にしてプレゼントしてくれました。こんなひとつひとつの出会いに、都会で追い詰められた心がどんどん解けていく思いで過ごしています。