Sakura in Shanghai

東京の桜が満開になったとのニュースを聞き、帰国前に上海の桜をもう一度眺めようと、早朝のホテルガーデンを散策。錦江飯店の庭では、1本だけ桜の木が見つかりました。

今回のコンサートシリーズで「さくら」を演奏したのは3回。うちツァオ・レイとのアンサンブルが2回、ソロが1回でした。季節を問わず、日本ならではの美意識を感じさせる曲ですが、この時期に演奏する気分は格別です。

すがすがしい早朝の空気を胸いっぱいに吸い込んで、チェックアウト。一路浦東国際空港へと向かいます。たった11日間ながら、暮らすように過ごした上海を後にするのは、寂しくて仕方ありません。

東京へ向かう第1便に乗り込みむと、隣りにのスポットには中国の飛行機が止まっていました。機体の塗装は、まだ2010年の上海万博をPRするもの。懐かしい海宝が微笑んでいます。

機内食のデザートはアイスクリーム。キャビンアテンダントが言うには「中国のハーゲンダッツ」。期待して食べてみましたが、「それは言い過ぎだろうよ」という味でした。

日本に着いたら、まずは母や師匠にコンサート成功の報告。成田から羽田に移動する途中、ちょっとだけ満開の桜を眺め、空港でふたたび飛行機待ち。スーパーレッスンのため香川へと向かいます。

うどん県に行くというのに、羽田でうどんを食べるという迂闊なことを。高松に着いたら、すぐさまレッスンですので、これが夕食のラストチャンス。背に腹は代えられません。

そしてスーパーレッスンを終えて、零時過ぎにホテルへチェックイン。また朝になったら、レッスンの続きを。