木曜の晩は高熱がピークで、とても寝苦しい一夜を過ごしましたが、たっぷり汗をかいたことで、朝にはだいぶ楽になっていました。だましだまし身支度して朝食を。快復期には食べることが一番大切ですね。
大阪から新潟への飛行機はとても小さい機材です。待合い室から荷物の積み込みを眺めていたら、私のスーツケースが一番最後に運び込まれました。ということは、一番最初に出てきます。ラッキー。
新潟空港に着いたら、次はまず個人練習のため、わたじん楽器デッキィセンターへ。デッキィとは何ぞやと思ったら、いわゆる大型ショッピング施設。中が広くて迷うか不安でしたが、すぐに見つかりました。
最近のヤマハ音楽教室は、とてもモダンできれいなのですね。上海のセンターみたい。ロビーラウンジもあります。約1時間ほど弾いてから、7日のコンサート会場となる音楽文化会館へ。
集合時間にはまだ早く、誰も来ていないところ、雨を眺めながら待ちました。雨を見ていると気持ちが落ち着きます。
ホールがドアオープンすると、早速準備開始。合唱用の台を組んだり、エレクトーンをセッティングしたり。やがて発声練習が始まりました。
何年かぶりで訪れた音楽文化会館ですが、しみじみ見ると、味わいのある素敵な造りです。煉瓦や木目の温もりがいい感じ。
時任先生が加わり、リハーサルはまずラターのグローリアから。早速私の出番です。
前回のリハーサル時に受けたバランス指示を念頭に、スピーカーの位置や向き、音量設定などを割り出してセッティングしてあります。
いざ演奏がスタート。おそらく時任先生が指揮を振る位置では、エレクトーンの音量が大きすぎるように感じるはずです。落としてくれと言われたら説明しようと思っていましたが、時任先生は自ら客席に下りてバランスを確かめていました。さすがです。
その結果、バランスは絶妙で問題ないとのこと。そのまま第3楽章まで演奏が続き、ひとたび休憩。前回、焦って先に行きすぎないようにと指示されたので、自分自身の手綱を引きながら、テンポをキープしていました。
「私、遅れていますか?」と尋ねると、「言葉では言いたくなかったんだけど」と前置きして、「安定感の中にもノリが欲しい」とのこと。そう言ってしまうと、かせが外れてどんどんテンポアップしてしまうを恐れたそうです。
「わかりました!明日はほどほどにノリますね。」と答え、体調不良を理由に一足先に上がらせてもらいました。
とにもかくにも、ホールで合唱と一緒に、しかも時任先生の指揮でグローリアを演奏するのは、本当にいい気分です。当日はちょうど七夕ですので、この歓びに満ちた曲に、皆さんの願いを乗せて星まで届くような勢いで演奏したいと思います。
そのためにはパワーが必要と、ルームサービスでハンバーグを注文しました。これにスープ、サラダ、ライス、コーヒーが付いて2,000円と手ごろです。
今夜の宿は新潟グランドホテル。初めて泊まりましたが、昔ながらのホテルという感じで、いい雰囲気です。モダンなのもいいけれど、こうしたホテルらしいホテルは、やっぱり落ち着きます。
さて、7月7日はせんくらのチケット先行販売の開始日です。私の出演スケジュールや申し込み方法は、せんくら公式サイトでご確認下さい。また、公式サイトからはパンフレットの請求もできます。皆さんのお申込みをお待ちしています。