夏のGINZAカリー 資生堂パーラー

オーケストラスコアを買いに銀座ヤマハへ。お目当てのスコアは4万円以上もしてちょっとびっくり。医学書並みに高いではありませんか。いたしかたなく購入した後は、はす向かいにある資生堂パーラーでランチです。

今年で開店110周年を迎える資生堂パーラーは、今も昔も銀座の顔です。個性溢れるビルが建ち並ぶ銀座通りでも、ひときわ目を惹く東京銀座資生堂ビル。その4階と5階にあるのが資生堂パーラー銀座本店です。

3階にはサンドイッチやパフェが美味しいサロンが、10階にはリストランテ「ファロ」があり、気分やシーンによって使い分けられる店が揃っています。

全店に共通しているのが、十分な数のスタッフによる手厚いサービスと、銀器や清潔なリネンを使った正統派のセッティングに、モダンで上質なインテリア。

たとえばサロンでたった1杯のコーヒーを味わうにしても、グランメゾンでの食後のコーヒーのような感覚を楽しむことができます。

それだけに、お値段は少々高め。銀座という場所とクオリティを考えれば値段分の価値は十分ありますし、だからこそいつも賑わっているのだと思います。

メニューはアラカルトからセット、コースまでバラエティ豊富に用意されており、ハイエンドな洋食屋さんというイメージがぴったり。

この夏はカリーのプロモーションを開催しているというので、その中から選んでみました。

まずは前菜として、アスパラガスと生ハムのサラダをセットとは別に注文。香草入りのフレンチドレッシングが美味。

こちらはセットに付くサラダと小さなカップスープ。今日のスープはアスパラガス。

こちらは追加した一品。

そしてこちらがオマール海老とホタテ貝のカリー サフランライス南の島風。単品で5,280円のカレーですから、心してじっくり味わいましたが、濃厚なのに、後味はさっぱり。美味しかったです。

コンディメント。

セット(+1,650円)にはアイスクリームとコーヒー、小菓子が付きます。

器の多くには、資生堂のロゴが入っています。最近はシンプルな器が流行りですが、金縁の皿もいい感じ。クリストフルの銀器は手にすっと馴染んで、使い心地満点です。

サービスのタイミングは、若いスタッフに至るまで実によく心得ています。昔はこうしたサービスがどこでも当たり前でしたが、今ではとても貴重になりました。