薔薇と黄昏

サマーコンサートの余韻そのままに、香川の面々に見送られつつ、羽田へ向かう飛行機へ。盆休み最後の日曜日を迎えた空港は、ふだんの何倍も混雑しており、目が回るようでした。

羽田に到着し、コンサートでもらった花束を抱えて、その足で母のところへ。瑞々しく華やかな花々と共に久しぶりに立ち寄った私を歓迎してくれました。

若者が活躍したコンサートの報告をしたり、今後の主な予定を知らせたり。穏やかで他愛ない会話が、旅の疲れを吹き飛ばしてくれます。手料理を味わい、稽古があるからと日暮れ前には出発。

さて稽古を始めようと思ったところに、予想だにしなかった訃報。さほど歳の離れていない人が病で旅立つのは、大きな衝撃です。しばし弔いの音楽を捧げ、稽古に戻ります。