夢の途中

寝込んでから3日目の朝。蝉だって夜明け前からせっせと鳴いているのですから、私もそろそろ仕事に戻らなければ。そう思っていつも通りの5時に起き、やようやくパソコンに向かっています。

メールボックスを開くと、さまざまな督促が。リハーサルはいつか、プログラムはまだか、などなど。早くお知らせしたいと思いつつ、後に変更が生じる可能性が大きい段階で決めても、かえって混乱するので、生ぬるい返事が精いっぱいです。

それはそうと、香川での若い音楽家によるコンサートにご来場いただいた方々から、たくさんのご感想メールが届きました。若者たちが生き生きと輝いていたのが印象的とのお言葉に、私も大きく頷きながら拝読しました。ありがとうございます。

8月25日の土曜日は和歌山でのコンサートです。県内だけでなく、大阪、兵庫、香川からも駆け付けて下さるお客様がいらっしゃると聞き、演奏に向けて気合いが入ります。

昨年は120名様ぎっしりで、お客様には窮屈な思いをさせてしまいましたので、今年は2回に分けて、ゆったりとお掛けいただきます。コンパクトな空間ながら、音や光にも少々工夫をして、いい感じの雰囲気を目指します。

それには私自身がまず元気にならないといけません。まずは気の持ちようから。穏やかな曲を弾きながら、調子を上げて行こうと思います。