今夜は浜松ステイです。
いつもなら新幹線をつかいますが、今回はエージェント泉さんがマネジメント兼ドライバーを務めてくれるので、車でやってきました。
渋谷での稽古を終え、夕方までには浜松に到着するよう出発しましたが、途中、吹雪に近い天候に見舞われ、高速は50キロ規制。
しかも、前方に除雪作業車が3台横列に並び、作業をしながらゆっくり進んでいたため、それを先頭にして後続車は大名行列のようにゆるりゆるりと追随する他ありませんでした。
そんなわけで、予定よりも大幅に遅れて、滞在先のホテルに到着したのは午後7時過ぎでした。
今夜は特に外出の予定はありませんが、泉さんと今後予定されているコンサートについて綿密な打ち合わせをしました。
イメージを大切にし、幻想の中から何かを紡ぎだそうとする泉さんに対し、映画のコンテのように秒刻みの進行プランを要求する私。
なんとな~くアバウトな発想が時とともに姿を落ち着かせるのを待つ泉さんに対し、厳格な設計図から精確に組立ようとする私。
関わる人のセンスを信じ、その人のひらめきを尊重する泉さんに対し、誰が見ても何をなすべきか一目瞭然な構成を仕立てたがる私。
このようにタイプがまったく違うので、なかなかピントが合いませんが、だからこそ新しいものが生まれますし、「なるほど、そういう発想もあるか」と新鮮に感じることもしばしばです。
打ち合わせをしていると、私がエージェント肌で、泉さんの方がアーティスト的なのではないかとも思えてきます。
年齢も親子ほど違いますが、まあ、気がねなく言いたいことを言い合っています。
今夜の夕食は泉さんとスリランカ料理を楽しみました。
ホテル内にある小さな店でしたが、料理人は正真正銘のスリランカ人。
おススメのプレートディナーを注文しました。
ステンレスの皿に盛り合わされた料理は、どれもスパイスの使い方が特徴的で、エキゾチックそのものです。
辛さを選べるカレーは、日本人向けを意識してか、思いのほかマイルドだったので、もっと激辛にチャレンジすればよかったかもしれません。
部屋に戻って、これから今日の打ち合わせ事項の整理をします。
それが終わったら、ホテルでは珍しい猫足バスタブで、スパイ小説を読み耽ってから寝ようと思います。
明日は、伊藤真友美さんの母校で一緒にコンサートです。