今日の高松は日差しが戻りましたが、港のすぐ外には白波が立ち、風にあおられると襟を立てたくなる寒さでした。
いつもなら発熱しても一晩で回復させられるのですが、昨夜からの悪夢は今朝になっても消えなかったので、朝のうちに東京行きの飛行機をキャンセルし、同時に東京での約束をすべてキャンセルし、昨晩から滞在中のホテルを延泊できるよう手続きしました。
これは大量の抗生物質が必要だと判断しましたが、それは処方箋がなければ入手できませんので、まずはよさげなクリニックを探すことから始めました。
そこで、北海道にいる知人に医師の紹介を依頼し、診察の便宜を図ってもらうことに成功。希望通りの薬品を手に入れ、とりあえず状態を見ているところです。
この体調不良は想定外のことでした。
まさにギリギリわずかな残り時間で最大の成果を上げるべく「泥沼の戦い」を開始しようとした矢先でしたので、「万事休す」と腹をくくりたくなる寸前の心境でしたが、ここからが力の見せ所でもあります。
さあ、19日までに4つの新曲を書きあげ、3つのオーケストラ作品を編曲してエレクトーン用データを作成し、なおかつ演奏できるようにしなければなりません。まだ手を付けていないので、ゼロからのスタートです。
楽器に向かって準備できる時間は、私の体が順調に回復したとして、あと6時間だけです。
今、まさに私の人格は「もうムリ。お手上げだよ」と嘆いていますが、人格の奥深くに宿っている音楽的な何かは「焦ることはない。魔法のように成し遂げるだろうよ」と言っています。
この「泥沼の戦い」を四国でやりきるか、あるいは東京に戻って仕切りなおすか。
今夜中に答えを出そうと思います。
薬を入手した帰りに、さんぽ。おぐけん推奨の饅頭屋「茶寮」に立ち寄りました。
日中の半端な時間だからでしょうか、ライオン通商店街に人はまばらでしたが、その一角でもくもくと水蒸気を上げる店は、すぐに見つかりました。
肉まん、あんまん(各250円)を一つずつ購入。
その場で食べるのが一番おいしいとはわかっていながら、人通りもない商店街でむさぼりつくのも下品かと思い、おぐけん推奨のポン酢(ポリ容器のボトルに入っているので、その場で食べる場合にしか使えないようです)は諦め、ホテルの部屋に持ち帰ってから食べました。
夜はホテルの中国料理で軽いセットを注文。
スープのおかげで体が温まりました。たくさん残してごめんなさい。