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朝里クラッセホテル Twin Room  
Asari Classe Hotel 2011.07.06(水)
北海道小樽市 楽-2

朝里川沿いの緑

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露天風呂が魅力のリバーサイドリゾート


急な用により、予定を変更して向かった夏の小樽は、どこまでも爽やかでやさしかった。軽やかに流れる雲、さっぱりと乾いた空気、さらさらと流れる川。この季節が永遠に続くなら、いつまででもここに居たいと思った。だが、冬の厳しさは、夏にあこがれる都会人のことなど、受け入れてはくれないだろう。

今回の宿は初めての朝里クラッセを選んだ。決め手は値段。市内のビジネスホテル並みの料金で、温泉付きのリゾートホテルなら、その方がいい。小樽市街からは送迎バスも出ているし、タクシーを使っても15分程度と便利だ。

かつて冬の季節に一度だけ立ち寄ったことがある。その時は宿泊せず、日帰りで温泉を利用しただけだった。深い雪に囲まれた露天風呂は、今でもいい思い出だ。さて、夏の朝里川温泉はどんな雰囲気だろうか。

小樽築港駅からホテルの送迎バスに乗り込んだ。バスにはホテルのテニスサークルメンバーのおばちゃんたちが、わんさか乗っている。運転手ともすっかり顔馴染みで、車内はパート仲間との慰安旅行的な雰囲気。これでカラオケがあれば完ぺきだ。しかし、ホテルゲストはよそ者で、肩身が狭かった。バスは途中いくつかの場所で客を拾う。最短ルートに比べるとかなりの遠回りをするため、所要時間も長くなる。

ホテル棟外観

朝里クラッセは、この周辺ではひときわ大きな施設のようだ。ふたつの客室棟(ホテルとコンドミニアム)の間に低層棟が挟まれている構造で、ロビーやレストランは低層棟にある。敷地内にはローズガーデンやハーブ園などが設けられており、高原リゾートのような爽やかさを感じさせる。

ローズガーデン

ロビーにはソファをゆったりと配したラウンジがあり、フロントも分かりやすい場所にある。チェックインはスムーズに行われた。スタッフによる館内の説明は、毎日何度となく繰り返しているうちにすっかり暗唱できるようになったらしく、まるで案内ビデオを見るような感じだった。

ツインルーム

用意されたのは7階の標準的なツインルーム。3階から6階までは、修学旅行の学生団体が宿泊中とのこと。それに伴い、温泉大浴場は夜20時から21時過ぎまで団体の貸切時間になると案内された。

このホテルには禁煙室がない。そのため客室階廊下はひどくタバコくさい。室内も同様かと覚悟したが、部屋に入ってみるとほとんど気にならなかった。

部屋の広さは27平米。ゆったりという広さではないが、窮屈な感じもしない。家具は開業当時からのものを使っていると思われるが、ファブリックは新調したらしい。それにより、家具とファブリックの質感がまったく合わなくなっている。

元来の家具類はイタリアンモダンテイストのなかなかしっかりとしたものを揃えているが、カーペットはその下の床面の感触がそのまま伝わってくるほど薄っぺら。ベッドマットレスは古く、寝心地はあまりよくない。寝具は柄の入った布団を白いカバーで包んでいる。まるで枕がないようにも見えるが、薄くて小さいものが寝具の中にセットされている。

窓際のソファセット

窓際には2人掛けと1人掛けソファがテーブルを挟んで向き合っている。これらは生地を張り変えずにブラウンのカバーを掛けて汚れやほころびを隠している。

窓からの眺め

窓は一部が開閉可能。客室はすべて表側向きで、朝里川沿いの緑豊かな景色を眺めることができる。向かいの斜面は、雪の季節にスキー場になるところもあるようだ。窓ガラスはハーフミラーを使っている。

デスクユニット

多数の引き出しと、カウンター式の広いデスクトップを持つユニットは、このホテルが開業した1991年当時に好まれていたテイストで、この室内で最も質の高さを感じる部分。デスク前にはユニークな縁の楕円形ミラーがある。スタンドライトも味のあるデザインだ。

ベッドから入口側を見る

デスクユニットの脇には、無駄に空いたようなスペースがあるが、なんとなくバランスが悪い。空きスペースの真ん中にスタンドライトがあるが、この場所ではせっかくの洒落たデザインが生きてこない。クローゼットの扉はミラー張りの折戸だ。

バスルーム

バスルームはタイル張りのユニット式。140×180センチサイズで、ツインルームのものとしては、やや小ぶり。だが、このホテルには魅力的な温泉大浴場がある。湯もよく、広々していて、とりわけ露天風呂の自然に囲まれた雰囲気は格別だ。

この大浴場へ行くには、少々苦労した。というのは、2基しかないエレベータがなかなか来ないのである。おそらく階下の修学旅行生が頻繁にエレベータを利用しているからと思われる。カゴが小さく、やっと来ても満員で乗れないことも多かった。

屋内プール

屋内プールは宿泊客の場合525円で利用できる。プールサイドにジャクージを備えるものの、プール自体はとても小さく、また、ロッカールームは極めて狭く使いにくかった。。受付では免責書類に住所まで記入させる。何のために住所を書く必要がるのか尋ねると、忘れ物をした時のためだと返答。ならば、部屋番号だけ書けばじゅうぶんなのではないか。

朝食はレストランでのブッフェスタイル。思いのほか品数も多く、それぞれが美味しかった。特に印象に残ったのは、豆腐とジャガイモだった。

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朝里クラッセホテル

このホテルに関する過去のレビュー

初登場のため、過去のレビューはありません。