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裏の部屋

22時頃にホテルへ到着できる予定が、新幹線を乗り間違え、福山を一度通過。広島から最終のこだまで引き返し、日付が変わる直前にチェックインした。福山と徳山を勘違いしたのが原因だった。

2ヶ月前の滞在時には、広いダブルルームを利用したが、今回はもっともベーシックなシングルルームを選んだ。眺めの悪い低層階の部屋が割り引いて売られていたので、それを予約してみたのである。さて、どのような部屋になるだろうか。

用意されたのは、客室階としては最も低層の4階にある、エレベータホールから近い部屋だった。予約時の条件にあった通りの部屋である。面積は約18平米。他の部屋同様に、落ち着いたベージュやブラウンを基調とした、温かみのあるインテリアでまとまっている。

ベッドは140センチ幅だろうか。ベージュのカバーと一体になった寝具を使っており、壁にぴったりと寄せられている。ベッドボードは120センチ幅用らしく、ベッドがはみ出している。

デスクユニットは、ワイドなカウンター式。20インチの液晶テレビや番組案内などが載っている他は、すっきりとしたデスクトップだ。テレビの下には2段の引き出し、反対側には冷蔵庫が収まっている。

入口脇のクローゼットには扉がなくオープン式。並んだ棚には湯沸かしや茶器が置かれており、その下はオープンスペースになっている。バゲージ台がないので、窓際のテーブルの上でスーツケースを広げた。

窓際には四角いテーブルと、どっしりとしたアームチェアが置いてある。くつろぎ感のある座り心地はソファに近い。居室の照明は2か所のダウンライトとナイトスタンドのみだが、それでも明るさは十分に感じた。

バスルームはすっかりリニューアルされ、清潔感が漂っている。シャンプー類はアロマエッセの大型ディスペンサーボトルをバスタブ脇に用意。甘い香りがバスルーム全体に広がる。

バスアメニティはカゴに用意されているが、エグゼクティブダブルに比べると、アイテムが限られているようだ。

夜は窓の外をのぞいても暗くてほとんど何も見えなかったが、朝になってカーテンを開けるとさまざまな屋上設備やダクトが目に入る。これらを見ても楽しくないが、想像していたよりは悪くない眺めだと思った。

更に、もっと暗いのではないかと想像していたが、室内は案外明るく感じられた。眠るだけの滞在なら、この部屋でも十分に快適。浮いた予算でワインの一杯でも飲めば、さらにご機嫌だ。

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福山ニューキャッスルホテル

このホテルに関する過去のレビュー

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