ホテルトラスティ東京ベイサイド Single Room
 
Hotel Trusty Tokyo Bayside

2009.10.20(火)

東京都江東区
楽-2

ベイコート倶楽部のエントランス
 
中庭を望む部屋

リゾートトラストが手掛ける会員制高級ホテル東京ベイコート倶楽部の敷地内に併設されたビジネスホテル、ホテルトラスティ東京ベイサイドに1泊してみた。

メインのベイコート倶楽部が贅を尽くして建てられているだけに、付帯的設備とはいえ、トラスティの方も本来のグレードからすれば過分に立派に見える。ベイコート倶楽部が高層建築であるのに対し、トラスティは低層。建物は一部繋がっているが、エントランスもそれぞれ別に設けられており、まったく別の施設として独立している。

トラスティの正面玄関も、まるで高級ホテルのようなアプローチを持つ。レジデンス風のエントランスを入れば、大理石を用いた瀟洒なロビーが広がり、そこだけ見れば名だたる外資系ホテルにも負けない雰囲気だ。

だが、人的サービスはビジネスホテルそのもの。腰は低いが、最低限のことしかしてくれない。極めて限定的なサービスの中で高品質を強調しているだけだが、単純な滞在であれば不足もないだろう。

用意された客室は15平米程度だろうか。外向きで運河を望む眺めのいい部屋もあるようだが、中庭向きのコンパクトな部屋である。だが、中庭の眺めも悪くはない。むしろ喧騒からは離れているし、木々や滝、石を敷いた道が設けられ、立派なホテル外観と相まって、まるで美術館の中庭を思わせる趣きだ。夜にはライトアップも美しい。

客室はモダンで落ち着いた雰囲気。壁にはニューヨークの昔の風景を描いた額が掛かる。ベッドは140センチ幅。デュベカバーメイクで、枕も4つ備える。天井高は280センチと高い。

ベッドサイドにはソファとティーセット入りのサイドテーブル。窓に向かってデスクユニットを据えている。デスクとベッドとの隙間が狭く、デスクのイスに座ると、背後がベッドに突っかかるほど。また、デスクトップには案内やらティシューやらが並んでおり、やや窮屈な印象だった。デスク下の冷蔵庫には、ビジネスホテルにしては珍しく各種ドリンクが用意されいる。

居室はインテリアの色調が濃いこともあって、かなりの圧迫感がある。ここは寝るだけと割り切って、日中は外やパブリックスペースで過ごす方がいいようだ。バスルームはシンプルなユニット。バスアメニティやタオルは2名分用意されているので、この部屋は2名利用にも応じるようだが、ふたりで過ごすにはいくら緊密でも鬱陶しいだろう。

 
水際に建つホテル 左の低い建物がトラスティ トラスティのアプローチ

玄関を入ったところ フロントカウンター エレベータホール

客室階廊下 客室全景 ベッド

ベッドサイド デスク脇のミラー デスク

ティーセット デスク越しに中庭を見る イスを引くとベッドにつかえる

中庭 冷蔵庫 バスルーム

ベイシン 3色のタイルパターン アメニティ

ロビー 夜のエントランス 外観

 ホテルトラスティ東京ベイサイド(公式サイト)
 以前のレビューはこちら→ 初登場


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