今井浜 東急リゾート Twin Room
Imaihama Tokyu Resort
2008.07.13(日)
静岡県賀茂郡
楽-3

海岸から見たホテル全景
 
サンルームのようなアトリウム 下田プリンスのフロントでタクシーを呼んでもらったら、10分ほどで小型タクシーがやって来た。海岸沿いを走ること20分で、今井浜東急ホテルに到着した。

施設のスケール感には大差ないが、エントランスのムードといい、館内のあちこちに咲き乱れる南国の花々といい、雰囲気では明らかに下田プリンスより今井浜東急の方が優れている。そして見れば見るほど、その違いは圧倒的だ。リゾートムード溢れるデザイン、館内の手入れから、パブリックスペースにおけるソファの配置に至るまで、ワンランク上のグレードが感じられる。

だが、フロントのサービスはほとんど同レベルで、はるばるこの地まで足を運んでよかったと思わせるような気遣いはまったく見られなかった。接客は丁寧であるが、近頃その程度のことは郵便局でも体験できる。それなりのホテルであれば、ぜひとも郵便局の一歩先を進んでもらいたいものだ。

チェックインタイムの14時までは、まだ1時間ほどあったので、手続きだけして荷物を預けた。そして、まだだった昼食をどこでとるかを考えることにした。高級リゾートなら、コンシェルジュやレセプション担当者に相談すれば、気の利いたアドバイスが得られるだろうけれど、ここでは店の場所を示されるのが精一杯だと思われる。であれば、自分の足で店先を回って確かめた方が早い。

ロビーのある3階から、トップライトのあるアトリウムの階段を経由して、レストランのある1階へと下りた。このホテルのシンボル的なアトリウムには夏の日差しが降り注ぎ、たくさんの植物が生き生きと茂り、胡蝶蘭の鉢植えがあちこちに並んでいる。ここで何時間もひたすら読書をしても飽きることがなさそうだ。それほど気持ちのいい空間である。

改装を終えた「シャングリ・ラ」は、高い天井とそこから下がるたくさんのガラスのペンダントライトが印象的だ。だが、店先にディスプレイされた店内の写真は、テーブルクロスが乱れ、卓上のセッティングも一部崩れている。そんな写真を使っているというところにガッカリした。この写真はサイトやブローシャーにも使われているが、違和感はないのだろうか。

次に日本料理「あづま」を覗いてみた。金目鯛のどんぶりが2,600円だと書いてあるのを見て、これにしようと決めた。日曜日なのに店内は閑散としており、内装と照明が暗いことと相俟って、なんとなく陰気に見えてしまった。だが、その結果、窓からの芝が一層鮮やかに見えるという効果を生んでいたが、それよりは店内に明るさを持ち込んだ方がいいだろう。

金目鯛どんぶりはボリュームは控えめだったが、共にだし汁が出てくるので、茶漬け風の楽しみ方もでき、味はなかなかだった。食後はティーラウンジ「フローラ」でコーヒー700円を。プリンスに比べると料金設定が高めだが、雰囲気のよさが説得材料になっている。

くつろいでいたら、ちょうど14時になったので、フロントへ戻って、ルームキーを受け取った。部屋までは係が案内してくれた。用意されたのは6階のツインルーム。32平米の標準客室である。禁煙室は5階だが、どうしても高速インターネット接続が必要だったので、LANのある喫煙室で我慢した。だが、肝心のLANの接続口はナイトテーブルにある。デスクとは2メートル以上離れており、持ってきたケーブルでは届かない。かといって、ベッドサイドでは作業がしにくい。

そこで、係に長いケーブルを貸してくれるよう頼んだ。だが、後刻持ってきたケーブルも2メートルに満たないものだった。ナイトテーブルからデスクまで届かないと困ると説明しても、そういったものは用意がないと答える。もう一度誰かに尋ねてくるように言うと、しばらくして長いものを持ってきた。LANは1泊1,050円と有料なのだし、ホテルは接続口の位置も把握しているのだから、長いケーブルは常備するべきである。

室内は前回来た時よりもスッキリしたように感じられる。それはファブリックが新調され、寝具がデュベカバー仕上げに改められたことによるものと思われる。しかし、スローケットはキャピトル東急ホテルで使われていたもので、クッションはセルリアンタワー東急ホテルのもの。となると、デュベもキャピトルあたりから流れてきたものかもしれない。客室によっては、まだカバーと一体化したタイプの寝具を使っているようなので、今が過渡期なのだろう。高層階は改装され、6月28日にナチュラルリカレンスフロアとしてオープンしたばかりと、まさにリフレッシュが進められているところである。

この部屋に話を戻すが、122センチ幅のベッドやマットレス、家具類は以前と同じ。テレビは25型ブラウン管だが、DVDプレイヤーが備えられた。天井高は270センチとゆとりある高さだ。デスク周辺にコンセントが足りないこと、バゲージ台の上が砂だらけであったこと、窓がひどく汚れていたことなど、不満要素もあった。ミニバーにはオリジナルのマグカップを備え、茶の他にインスタントコーヒーも用意。冷蔵庫内のソフトドリンクは210円で、売店だと160円で販売している。

バスルームはアウトベイシンスタイル。ベイシン部分の床はテラコッタ風で、バスルーム内は大理石柄パネル仕上げの160センチ四方である。露天風呂、泡風呂、サウナ付きの大浴場は14時から11時までいつでも利用可能。脱衣所に大小タオルを備えているのもありがたい。

ガーデンはよく手入れが行き届き、そのガーデンの一角にあるプールは、今シーズン6月16日から9月17まで約3ヶ月のオープン。多くの人で賑わっているが、プールの水は冷たく、海から来た客がそのまま入るからか、底は砂だらけ。ビーチにはサーファーしか見当たらず、翌週オープン予定の海の家が建ちつつあるところだった。プール用の更衣室やタオルも用意されている。以前トレーニングルームだった場所は、マッサージ椅子コーナーになった。

他にライブラリーや、ビリヤードやダーツを備えたゲームルームも用意されている。ルームサービスはなく、レストランでの夕食は約7,000円からと安くないので、ロングステイをすると飽きるかもしれない。しかし、付近に飲食店はほとんどないため、館内で食事を済ませる覚悟が必要だ。

 
芝が鮮やかなガーデン 散策路に沿って花が配置されている 緩やかに裾を広げるような外観のホテル

リゾート気分を高めるエントランス 植物に囲まれたエントランス ロビーはサッパリしている

シンボリックなアトリウム アトリウムにはトップライトから日差しが降り注ぐ 植物で彩られたアトリウム

日本料理店のエントランス前 ランチセット ラウンジで提供されているところてん

32平米のツインルーム デスクやテレビ ベッド

シッティングスペース LANはナイトテーブルにある ウェルカムお菓子

オリジナルのマグカップを備える 冷蔵庫内 バルコニー

ちょうどバルコニーの植え込みに散水が始まった バルコニーから見下ろすプール バルコニーから海もよく見える

アウトベイシン バスルーム内 ロビーの一角

ビーチには人がまばらだ オープン前の海の家 ハイビスカスに蝶がとまっている

夕方のラウンジ バーカウンター バーカウンター

夕方のガーデン ライトアップされたガーデンもいい感じ 夜のプール

早朝の海岸 岩場が多い 今井浜海岸駅では一昨日乗ってきた特急が通過した

 今井浜 東急リゾート(公式サイト)
 以前のレビューはこちら→ 010922 040925


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