無人エントランス
2007.12.09(日)
ホテル日航新潟 Superior Single Room
Hotel Nikko Niigata
哀-1

部屋からの夜景 新潟から特急いなほに乗り継いで村上に向かった。旧型の特急車両は上下左右によく揺れる。重たい鉄の塊という感じが旅情をかき立て、車窓に見える多数の白鳥が心を和ませる。とたんに遠くへ来たという気分になった。

村上での公演を無事に終え、新潟に戻ったのは22時過ぎ。日航新潟の正面玄関はすでに無人だった。荷物やら花束やらで両手がふさがり、かろうじてバランスを保ちながら3階のフロントへとたどり着いた。チェックインはスムーズだった。あらかじめ印刷されたレジストレーションカードに署名しただけで、ルームキーなどを渡された。ここから先はベルが部屋まで案内してくれる。でも、できれば正面玄関にも居て欲しかった。

朝食なしの宿泊プランに、朝食を追加したら2,200円の追加になった。それでもニッコーフロアの朝食付きプランより1,000円安いが、わずかな差ならニッコーフロアにしてもらえばよかったと後悔。まあいい。今回はほとんど寝るだけだ。

用意された部屋は、以前にも利用したことのある20平米のスーペリアシングルだった。廊下の突き当たりに入口があり、建物の横面に向いたタイプ。ちょうど信濃川の河口を望み、佐渡へのフェリー乗り場が見える。港ならではの夜景もきれいだ。室内はすでに見慣れた感もあるが、ビジネスホテルのシングルルームに比べれば、ずっと使いやすく出来ているし、それなりに居心地もいい。

天井にはハロゲンのダウンライトが埋め込まれたシーリングがあり、間接やナイトモードなど、いくつかのパターンにコントロールできる。だが、ナイトランプがなく、ベッドサイドにはチューブのリーディングライトのみというのが不便。ベッドは140センチ幅で、片方が壁に寄せた配置になっているが、それが寝ている時の圧迫感を生じさせている。できることなら、ベッドは両脇に空間のある配置がいい。

翌朝は8時に朝食。店内には先客が一組しかなく、ガラガラであるにもかかわらず、その隣の狭い席に無理に詰めて案内しようとする。これから急に混雑するとでも思っているのだろうか。空いている時くらい、ゆったりと他人を気にせず過ごしたいものだ。そうした客の心理を汲み取る能力はないらしい。料理はあれこれと充実している。オムレツを作るコーナーもあるが、プレーンもしくはチーズ入りの2種類だけ。カトラリーやナプキンまでも完全なセルフサービスで、途中ほとんどサービスは行なわない。

朝食を済ませたら、すぐに出発の準備をしてチェックアウト。迎えが来る約束だったので、少し前には1階の正面玄関に下りて待っていた。だが、そこには座るところがまったくない。車を待つ人は、いったいどこで待てばいいのだろう。とても不親切に感じた。

 
壁に寄り添ったベッド エントランス付近を見る デスクのポップアップミラー

デスクの下にはキーボード 引き出し式のラック バスルーム

アメニティ どんより曇が冬の新潟らしい 3階のロビー

 
ホテル日航新潟 050123 060902 070603


公開中リスト | 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 |
| ホテル別リスト | レストラン別リスト | 「楽5」「喜5」ベストコレクション |