+10?、-30?
2007.11.08(木)
ホテル グランコート 名古屋 Standard Twin Room
Hotel Grand Court Nagoya
楽-2

外観を真横から見たところ ホテルグランコート名古屋は、名古屋の中心街からは離れているが、金山総合駅から雨に濡れずにアプローチでき、なおかつ中部国際空港へのアクセスにも便利な場所にあるので、電車を利用するのが苦にならないようなフットワークの軽い人には、好立地なホテルである。

前回利用したのは、ちょうど愛地球博が開催中で、名古屋のホテルが軒並み満室という状況でのことだった。連日の混雑がそうさせたのか、棘のあるサービスにガッカリしたことが記憶に新しい。だが、同時にあのハツラツとした青年たちの心地よいサービスも忘れられない。

今回はチェックインで行列させられることもなく、スムーズに部屋に入ることができた。寝るだけと割り切っていたので、一番手頃なアーバンシングルを予約してあったが、用意されたのはスタンダードツインだった。空室が多いことでそうなったのか、はたまたシングルが不足したことでそうなったのかは謎だが、予定よりも10平米も広い部屋になったのはありがたい。部屋は広くなったが、ベッドは30センチ狭くなった。場合によっては部屋の広さよりもベッド幅を優先させたい時もあるが、今回はゆとりある空間の方に魅力を感じた。

部屋は高層階の一番奥。線路側だったので駅が見え、周囲に高い建物がないため、名古屋市内を一望できる。一番奥ということで、少し幅が広いような気もするが、この建物は中央が膨らんだ形をしているので、端の方は奥行きは少ない。ということは、幅の分だけ広いのか、奥行きの分だけ狭いのか、微妙な部屋だということになる。いずれにしても、前回利用したシングルルームに比べると、随分と広々した印象だ。

開業当時にはコンテンポラリーに感じたインテリアも、今では一昔前のテイストだが、家具類は存在感のあるものを揃えており、全体の調和もいい。25インチのブラウン管テレビが収まった大きなアーモアは下部が収納になっていて、部屋のコーナーには天板に石を使ったミニバーキャビネットが置かれている。デスクとそのイスのデザインも、部屋のテーマに沿っている。LANも無料で接続できる。窓側の壁は幅広いのだが、窓はその約半分だけなのが残念。

ベッドは約120センチ幅が2台並ぶが、マットレスは硬く、ベッドリネンの質も悪いのも難点に感じた。バスルームはシングルルームと同等だ。木製のフレンチドアや、柄の入ったシャワーカーテンは洒落た雰囲気を醸しているが、140×240センチのバスルームはいささか狭苦しく感じられる。バスタブの長さは140センチだが、深さが57センチあるので、肩まで浸かることができるのはいい。タオルやアメニティに、昔ながらの全日空ホテルズのロゴマークが入っており、今となっては貴重品になりつつある。

 
スタンダードツイン ベッドは硬い 家具はしっかりしている

ソファとテーブル 窓からの景色 窓からの景色

部屋のエントランス バスタブ アメニティ

客室階廊下 エレベータホール 夜のホテル前

夜のエントランス ロビー ロビー

 
ホテル グランコート 名古屋 040310 050510


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