エントランス
2007.07.09(月)
グランドプリンスホテル新高輪 The Club Twin Room
Grand Prince Hotel New Takanawa
喜1

バルコニーからの眺め 3回目のクラブフロア滞在だが、係はもうすでに顔を覚え、繰り返し利用する客として大切に扱ってくれた。何十回泊まってもまったく覚えてくれないホテルもあれば、こうしてたちまちお得意様にしてくれるホテルもある。どちらがいいかは利用形態や好みにもよるだろうが、いつまでたっても一見客と同じ扱いでは、繰り返し訪ねようという意欲はなかなか高まらない。

また、すぐに客の顔を覚えるのには、まだクラブフロアができたばかりで、それほど稼動が高くないということも理由のひとつとして考えられるが、そればかりではなく、積極的に覚えようという意識が高いように感じられた。サービスはあくまでさりげない。もう少し踏み込んだアプローチがあってもいいかと思わないでもないが、この奥ゆかしさがプリンスらしさかもしれない。いずれにしても、サービスに関しては快適だった。

客室は15階の禁煙フロアにある29平米のツインルーム。庭園向きで、バルコニーからの眺めがよかった。この豊かな緑は、都心のホテルにとって極めて貴重だ。その緑を、ガラス窓を通してでなく、バルコニーから直接眺められるのがいい。緑に触れると言ったらオーバーかもしれないが、バルコニーに立てばそんな気分にもさせられる。

室内は改装したてのモダンテイスト。最初に利用したダブルルームとほとんど同じ仕様だが、窓際に置かれたソファのデザインが若干異なっている。通常、同面積の客室ならば、ダブルよりもツインの方がベッドの占める面積が大きい分、窮屈に感じられるが、ここはそれほど違わない。

それにしても、この部屋は清掃が大変そうだ。デザインは悪くないが、凹凸や細かい露出面が多く、清掃に手間が掛かる上に、汚れが目立ちやすい。また、バスルームも水ハネが多数散見された。そして、毎度気になるのがバスルームへの給湯スピード。もう少し勢いよく設定できないのだろうか。

館内はだいぶ改装が進んでいるが、品川駅から歩いてアプローチする場合のエントランスは、まだ手付かずだ。正面玄関車寄せはそれなりに体裁の保たれた造りなのに対し、多くの客が利用する駅方面へのエントランスはまるでスーパーの入口だ。グランドホテルらしい華やぎや、特別な場所を訪れたという実感を感じてもらえるよう、最優先で改装するべきだと思うが。

 
29平米のツインルーム 窓側から入口方向を見る ナイトテーブルは小さめ

カウチ風ソファ バスルーム ベイシン

 
グランドプリンスホテル新高輪 950415 010708 020322 031116 040319 040330 041114 041212 070329 070504 070623


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