味噌汁サラダ
2007.07.06(金)
ヒルトン成田 Deluxe Plus Room
Hilton Narita
哀-1

フロント前の噴水 チェックインしたのは午後6時頃。フロントカウンター前には長い列ができていた。ほとんどが外国人だが、長い旅をして日本に到着したばかりなのか、それとも日本で過ごす予定を終えて、翌日の出国に備えて空港近くに泊まるのかはわからない。いずれにしても、チェックインに際しては、一旦ベルが荷物を預かり、後に部屋へと届ける仕組みなので、並んでいる人は比較的身軽だ。

今回のように長い列ができている時には、ホテルのメンバーであることが役に立つ。フロント前に立つ係に「ご到着ですか?」と聞かれて頷くと、列の最後尾に並ぶように言われたが、HHonorsのメンバーであることを告げると、フロントカウンター隅にあるメンバー専用コーナーに案内され、すぐに手続きが行なわれた。このサービスはゴールドやダイヤモンドなどのいわゆるエリートメンバーでなくても適用されるので、1度でもヒルトンを利用する予定ならば、入会しておいて損はない。ミネラルウォーターももらえるし、滞在ごとにマイルも加算される。

フロントの係は、いかにもヒルトンらしいキビキビとしたサービス振りだった。笑顔を絶やさないし、丁寧なのにスピード感もある。「いつもご利用いただきありがとうございます」「いつものタイプにアップグレードいたしました」「明日のご出発はごゆっくりなさいますか?」など、積極的に言葉が掛けられ、好印象だった。

だが、向かった客室は、係の爽やかさとは対照的に、陰湿な雰囲気だった。真夏の暑さなのに空調は停止しているので、灼熱状態。ホテルディレクトリーやテレビのリモコンは、子供が舐め回したのか、ベトベトしている。バスルームの天井はカビだらけで、息をするのをためらいたくなるほどだ。前回ひどい目にあった客室備品のアイロンも、今回は利用する前にチェックしてみたが、やはり汚れや焦げが付着している。エアポートホテルは連泊利用が少なくて稼動が高いので、清掃係の負担は極めて重いが、それを考慮してもこの状態はひどい。改装され部屋の雰囲気がよくなっただけに残念である。

朝食は改装が済んだ「テラス」にて。一日中ブッフェ中心の営業形態になったので、ブッフェ台が広くなったのはいいが、その設計レイアウトは明らかに失敗。客が一列に並んでしまう配置になっているため、スタート地点は著しく渋滞して長蛇の列となるが、先の方がガラガラ。もっと客が分散するような配置を工夫すべきだった。そもそも社員食堂ではあるまいし、ホテルのブッフェで列を成すなどみっともない。人の少ないところから臨機応変に攻めて、ストレスなくスムーズに料理を取ってくるようにしたいものだ。

料理もまた質が低い。コストダウンが見え見えだし、調理も雑。また、様々な国の人が利用するので、習慣の違いもあるだろうが、とにかくブッフェ台がすぐに散らかって見苦しい。シリアルにトマトジュースを注ぐ人、サラダに味噌汁を掛ける人、大きな皿にパンを10個以上も載せて平らげている人など、周囲のテーブルを観察すると、面白い発見がたくさんある。

チェックアウト後には、「テラス」に併設されたネットカフェ「ジャバカフェ」でセルフサービスによるカプチーノを。だが、マシンに牛乳がセットされておらず、出てきたのはただのコーヒーだった。

 

35平米のデラックスプラスルーム デスクと収納家具 コーナーを活用したデスク

ベッドはなかなか快適 バスタブ ベイシンとトイレ

アメニティ ジム 屋内プール

正面玄関を見下ろす ネットも楽しめるセルフサービスの「ジャバカフェ」 蹲風の飾り

 
ヒルトン成田

940504 040718 050320 050518 050604 061122


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