ワイドウィンドウとバルコニー
2006.10.02(月)
ハイアット・リージェンシー・福岡 Superior Double Room A
Hyatt Regency Fukuoka
楽-3

眩しい朝日が差し込む客室 鹿児島中央駅で佐世保バーガーを食べた。鹿児島と佐世保を混同したら九州の人に叱られるだろうが、今回の行程に佐世保は含まれず、当地でバーガーを食べることは出来ない。だが、鹿児島に出店を構えたバーガーショップを見て、どうしても食べてみたくなった。バーガーひとつが出来上がるまでに随分と時間がかかったが、やわらかいバンズと甘くて濃厚なソースが美味しかった。

それから新幹線と特急リレーつばめを乗り継いで福岡に向かった。新幹線は全体としてはガラガラなのに、一部分だけ集中して混雑していた。指定券の発券の仕組みがそうなっているのだろう。空いている時は、もっと人と離れて座りたいものだが。リレーつばめで利用した個室は、列車の個室としてはなかなか広くて快適だった。キャビンアテンダントによる丁寧なサービスもあり、旅気分が盛り上がる。だが、この個室の空調が強く、やや風邪気味だったのが、完全にノックアウト状態に悪化してしまった。

ハイアット・リージェンシー・福岡に到着した時には、フラフラになっていた。また福岡の悪夢が再臨したのか。福岡の悪夢とは、かつて、福岡を訪れる際、空港や駅に近づくにつれ体調が悪くなり、ホテルに着くころには高熱にうなされ、滞在中の記憶がほとんどないという事態が毎度のように繰り返されていたことから、自分でそう呼ぶようになった不思議な現象のこと。原因は今でも謎のままだ。今回も在福中は朦朧としたままなのだろうか。

今回のハイアット・リージェンシー・福岡滞在では、窓が大きくてバルコニーのあるタイプの部屋に泊まりたかった。前回来た時に外観をよく眺めて、7階から13階までの奇数階は、窓が大きくてバルコニーも付いていることを確認した。8階から12階までの偶数階にはバルコニーもなく、窓の面積がやや小さくなる。そして、6階までの低層階は窓がとても小さい。

予約したのは、ボディショップのフットケアセット、朝食、バスローブの用意、13時までのレイトチェックアウトの特典が付く「Rの休日」という宿泊プラン。いろいろなプランを比較してみたが、これが総合的に見て一番リーズナブルだった。だが、このプランはツインルームが対象で、バルコニーのついたツインルームはないとのこと。ダブルルームでもよければ、このプランで11階のバルコニー付き客室を用意できるとの申し出があったので、そのように予約した。

到着時、フロントでルームキーを受け取ると、それは13階のものだった。13階は他の階よりも柱の数が2倍あるので、バルコニーがふたつに分断されて狭い。できることなら他の階がよかったのでチェンジしてもらうことに。予約の時には11階を用意すると言っていたが、それは忘れられてしまったようだ。そして、結局は7階の部屋がアサインされた。ちょっと低層階だが、広いバルコニーという条件は満たしているので、それでいいことにして部屋に向かった。

窓は確かに大きかった。床から天井付近まで、ほぼ一面全体が格子状のガラス窓になっている。窓の一部が扉になっていて、バルコニーに出ることが可能。だが、周囲のマンションに囲まれていて、眺めはよくないし、開放感もない。デザイン上の工夫として設けられたバルコニーという感じだ。それでも、大きな窓からはたっぷりと陽光が差し込み、特に朝日がさわやかだった。もう少し高層階ならば、眺めも幾分いいように思う。

部屋は横広な形状で、一番奥に150センチ幅のベッドが置いてある。ベッドの前にはふたつのアームチェアとテーブルがあり、ベッドと反対側の壁に沿って、アーモアとデスクが設置されている。バスルームは市松風模様のタイル仕上げで、160×240センチのシンプルなユニットバスだ。このホテルではダブルベッドルームは数が少なく、いずれも眺めの悪い位置にある。機会があれば、フォアコートを見下ろす正面向きのシングルルームを利用してみたい。

 
九州の特急列車はユニークなデザインだ 入口ではキャビンアテンダントが出迎える 個室の車内

夜の正面玄関 オフィス棟アトリウムを見上げる 夕暮れの窓

ベッド前のシッティングスペース アーモアとデスク ベッドは150センチ幅

ミニバー棚とクローゼット バスタブ ベイシン

 
ハイアット・リージェンシー・福岡 950731 060731


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