2006.06.11(日)
ホテルパシフィック東京 Standard Suite
Le Meridien Pacific Tokyo
楽-3

窓からの景色 到着時、広いチェックインカウンターは閑散としており、手続きは丁寧に感じよく行われた。これまでの、どちらかというと事務的で無愛想な印象とは違っていた。この春から、メリディアンがスターウッド傘下としての営業を開始したが、それがサービスへの変化をもたらしたのかは、定かでない。いずれにしても、明るく愛想のいいフロントであるに越したことはない。

スターウッド・プリファード・ゲストのプラチナメンバーの特典として、チェックイン時にウェルカムアメニティを数種類の中から選べることになっている。大抵の場合は、500ポイントを選んでしまうが、一度はそのホテルのオリジナルギフトをもらってみる。ボールペンであったり、電動歯ブラシであったり、ガラクタになってしまいそうなものが多いが、ホテルのロゴが入っているので、ひとつくらいは記念にと保管している。

ここでは何がもらえるのか聞いてみたら、Tシャツかぬいぐるみだと言う。確かTシャツは以前もらったことがあったので、ぬいぐるみをリクエストした。小さなテディベアみたいなものかと思っていたが、係が持ってきたのはウサギほどの大きさがある、白と黒のぬいぐるみだった。猫?犬?豚?一見しても、何の動物だかよくわからない。尋ねると「犬です」とのこと。そうか、犬なんだ。ちょっとデカ過ぎだと思ったが、部屋に連れ帰った。

用意された客室は、62平米のスタンダードスイートだった。長く延びた廊下の両端に位置し、両開きの立派な扉を持っている。部屋は入口の前室を境にして、左右に、リビングとベッドルームとに分かれている。比較的最近、カーペットや壁紙などのファブリックを取り替えたらしく、清潔で新しい感じがした。リビングには、ソファセット、対面してイスを添えたライティングデスク、アーモアが置かれている。デスクやアーモアは、以前の明るい色調のものを妙な茶色に塗り替えたらしいが、その作業はなんとなく日曜大工的で、かえってダサくなったような気がする。

反対側にあるベッドルームには、120センチ幅ベッドが2台、イスとテーブル、テレビ台が設置されている。寝具は以前羽毛布団だったように記憶しているが、現在は毛布の両面にシーツを当てたスタイル。空調は強さを3段階に調節できるが、温度設定はできず、気温が微妙なこの時期、ちょうどよい室温にするのが大変だった。特に、夜はONにすれば寒いし、OFFにすると蒸し暑く、寝苦しい思いをした。天井高は、リビング、ベッドルームともに250センチ。

バスルームの入口には、ドレッサーとクローゼットがあり、ちょっとした独立スペースになっている。バスルームは、ダブルベイシンで、幅の広い大きなミラーが印象的だ。バスタブは背中部分が壁に面しておらず、やや開放的な造りだが、シャワーカーテンを引くと湯気でヒラヒラと舞い踊り、体にまとわりつくのが難点。このホテルは割と水圧が高いと思ってたが、この部屋は勢いがなかった。アメニティはプラスチックケース入りの歯ブラシセットや基礎化粧品など、充実している部類だが、シャンプー類は大きなディスペンサーボトル式だ。

朝食は「ピコロモンド アットザガーデン」でブッフェを。午前8時と寝坊したが、珍しく空いていた。洋食中心のメニューで、シェフが立つ卵料理コーナーもある。ユニークなのは、モンゴル産の塩や、様々なハーブ入りソルト、バルサミコ酢などの調味料が充実していること。窓も大きく、ガーデンを眺めながら、爽やかな朝食が楽しめる。ちょうどベシャールバレエローザンヌの一行が滞在中で、館内はイケメンで溢れていた。

 
リビングルームの入口から窓を見る リビングのソファ ペンキで塗ったアーモア

ベッドルーム全景 ベッドから反対の壁を見る ベッド

ベイシン 背面が開放的なバスタブ 初めまして、メリディアン犬です。

 
ホテルパシフィック東京 000105 000418 000927 020315 020608 030225 030713 030802 031231 050822 051125


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