コンサートで会いましょう喜怒哀楽トップページへ20052004200320022001200019991998199719961995199419931992ホテル別インデックスレストラン別インデックス

2005.01.07.(金)

オークラ千葉ホテル Deluxe Double Room
Okura Chiba Hotel
楽-3 港の離宮
ロビー
京葉線と千葉都市モノレールの千葉みなと駅から、さびれた通りを経て徒歩5分。枯れた雑草が地面を覆う空き地の横をすり抜け、こんなところにホテルがあるとは、と不思議に思いつつ進むわけだが、空き地の向こうにはホテルの建物が見えているので、不安はない。

到着したのは午後9時。立派なエントランスでは、宴会を終えて帰る人々が、次々にタクシーに乗り込んでいる。それをマネージャーが恭しく見送る姿が印象的だった。チェックインもスムーズに行われ、オークラクラブのメンバーはレイトチェックアウトができる旨の案内があった。ロビーにはヨーロピアンテイストのソファがゆったりと配置され、欧州の離宮のような雰囲気だ。

客室へのアテンドはなく、自ら客室へ向かう。エレベータは2基で、84室の規模には十分だ。9階はデラックスルームが並ぶ特別階だが、後に見て回ったところ、廊下の内装はどのフロアも同等だった。ロビー同様に、客室廊下も立派で、そのテイストは客室内にも通じていた。

デラックスルームは30平米の面積があり、横に広く、2面に並んだ窓を持っている。天井が高く、リビングスペースに下がったシャンデリアが印象的だ。インテリアはイエローからダークブラウンまでのグラデーションでコーディネートされており、ファブリックや家具の質もなかなかのもの。キングサイズベッドには、天井近くまで届くヘッドボードが添えられ、その両脇はミラーになっているなど、細部に工夫が見られる。ベッドリネンには東京のオークラと同じものを用い、バスルームのタオルにも立派な刺繍が施されるなど、上質さを追求した。テレビは面白くなく。LANはまだ利用できず、開通は春以降とのこと。

バスルームには大理石を用い、広々とした空間を確保。シャワーブースはないが、バリアフリーに対応するゆとりある配置だ。アメニティは簡素だが、ベイシンにはスツールが添えられるなど、快適なバスルームだ。客室以外にも、最上階に宿泊客が無料で利用できるトレーニングルームとスパがある。スパ内は、大きなジャクージとサウナがあり、眺望とともに楽しめるが、利用客は少なかった。

館内で夕食をとりたかったが、すでにどこもクローズしており、かといって周辺にはなにもなく、空腹のまま一晩過ごすことになってしまった。ラストオーダーを過ぎたレストランには、ほとんどゲストの姿はなく、せっかく腕利きの料理人を集めているのにもったいない気がした。レストランに関して言えば、この場所には、いささか値段設定が高い気がする。

キングサイズベッド リビングスペース

窓は2面ある コンパクトなデスク

大理石のベイシン バスタブ

[オークラ千葉ホテル]

Y.K.