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2002年10月27日

第一ホテル東京 Superior Room
楽-1 プチ整形
モルトンブラウンのアメニティ

久しぶりにチェックインをしてみると、館内の一部をリニューアルしたことに気が付いた。客室階廊下のファブリックを張替え、今までと同じ路線ながら、一層田舎の結婚式場のようなセンスになってしまった。同系色とはいえ、微妙な色味の違い、柄の違いで、とんでもない結果になることが多い。それゆえ、プロのセンス、デザイナーの責任というものがあるわけだ。その辺りをホテル担当者は軽視してはいけない。上質な空間演出なしに、高い料金は取れない時代なのだ。まず、ホテルの担当者のセンスを根本的に改善しなくては、日本のホテルは外資系に完全に食われてしまうだろう。

客室内の壁紙とカーペットも新調したが、ソファやベッドカバーなどはそのままとした。こちらは廊下ほど違和感はないが、すでに角が欠けたり、擦ったような汚れが付いている。塗りの部分も塗りなおしてあるので、今はまだキレイだ。あまりにメンテナンスが悪くて、哀れで仕方なかった客室だが、これで少し息を吹き返した。

阪急グループの一員になって、テレビチャンネルで一日中タカラヅカの様子を楽しめるようになった。南側の窓は騒音を避けるために、二重構造になっているが、内側が非常に汚い。窓からの景色もぼやけ気味だが、年々景観が変わる東京でも、これほど劇的に眺めが変わったホテルも少ないのではないだろうか。

[第一ホテル東京] 930626 990704 990804 000716 010103 010819 010929 020331

Y.K.