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2002年4月19日

横浜ロイヤルパークホテル Deluxe Room
楽-2 光の海
ロビー
金曜日の夜のチェックインだったので、到着時には結構混み合っているのではないかと想像していた。ところが、思いのほか館内は静かで、このホテルの古城のような雰囲気は損なわれずにいた。天井の高いロビーには、クラシカルな家具やモダンな絵画が巧みに配され、洗練された空間に仕上がってる。エレベータホール前のロビーには、大きな窓があって、外の景色が見えるようになっているが、近くの滝の飛沫が付着したところに、激しいビル風にあおられて埃が付着し、ひどく汚れている。この環境では、いくらせっせと窓を清掃しても、たちまち汚れてしまうだろう。しかし、汚れている窓なら、ないほうがマシ。あるいは、長い紗幕を垂らすとかして、目立たないようにするのもいいだろう。

客室の窓は、さすがにきれいだった。外側からも、内側からもきちんと手入れがされていて、素晴らしい眺めの価値を引き下げるものは、なにひとつなかった。天候にも恵まれ、はるか遠くまで見渡す限り夜景が広がっているのが見える。客室の照明を控えめにして、光の海に浮かぶようにして過ごす時間は、このホテルならではだ。

このデラックスルームは50平米に迫る面積を持っているのだが、そのレイアウトと、部屋の中に太く丸い構造柱があるために、それほどゆとりのある広さには感じられない。ベッドは110×205センチで、スーペリアルームのものよりも幅が狭い。室内に配された家具の隙間を縫うように移動しなければならず、広さに期待を持たない方がいいだろう。

その代わり、バスルームは広々としている。バスルームの天井高は245センチで、室内の天井高265センチに迫る高さだ。建物のコーナーに位置しているので、複雑な形をしているが、総面積は10平米ほどある。2平米もあるシャワーブース、横に丸い窓を持った180×92センチサイズの大型バスタブで、くつろぎのバスタイムが楽しめる。ベイシンはダブルで、ベイシン前の床面積は5平米近くもあり、逆立ちの練習くらいならできそう。難を言うなら、照明が平板すぎて、雰囲気に欠けることくらいだろうか。

このホテルの醍醐味は何と言っても窓の外の眺めだ。サービスには元来期待していないが、若いスタッフが溌剌と動いており、観光地のホテルとしては十分に機能している。仕事のファイルはすべて置いて、お気に入りのシャンパングラスを持って出掛けよう。ルームアサインは、街側か山側がおすすめ。

ベッドはこぶり 肘掛け椅子

アーモア上のポプリポットと鏡の縁 夜景を独り占め

広いシャワーブースと大きなバスタブ 石天板のダブルベイシン

アメニティ ティシューボックス

[横浜ロイヤルパークホテル] 940216 990321

Y.K.