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2002年2月2日

オークラフロンティアホテル海老名 Twin Room
楽-2 ブランドが変わって
ナイトランプのボード
開業以来地域に根ざしたコミュニティホテルとして、第一ホテル海老名の名で愛されてきたホテルが、2001年12月からオークラフロンティアホテル海老名と、名称を改めて再スタートした。ブランドは変わったが、その間に休業や大きな改装は行なっていないので、その違いを実感する機会は多くない。

しかし、細部をよく見ると、第一ホテルだった頃よりも、均整が取れてきており、オークラが得意とする細やかな部分への配慮が実践されつつあるように感じられる。大理石を贅沢に使った明るいロビーの、ソファの並べ方、手入れの行き届いたフラワーアレンジメントやプランターなど、以前は多少乱れ気味だった雰囲気そのものがピシッと統制されている印象がある。

また、ロビーの脇の婚礼宴会受付サロンは改装され、入りやすい雰囲気になったし、ロビーラウンジの宴会椅子も取り払われ、新たにテーブルと椅子を導入し、インテリアとのバランス感を取り戻している。

今回もまた、魅力的なウィークエンドプランを利用した。ツインルームの一泊と、朝食、ワーナーマイカルシネマの鑑賞券がついて、2名で16,000円、サ込。映画鑑賞券はけっこう先まで有効なので、持ち帰って誰かにプレゼントすることもできる。このプランは、第一ホテルの時代から引き継がれており、現在も同じ内容で継続している。

客室には幾つかの変化があった。以前はデスクの前に鏡がなかったが、新しく卓上用の三面鏡が設置された。空だった冷蔵庫には、オークラブランドのミネラルウォーターが2本用意されている。これは有料で、一本300円だ。

ベッドは122×205センチと、ゆとりのサイズ。ナイトテーブルのコントローラで、バスルーム以外のすべての照明をコントロールできて便利だ。家具や額は上品なものを使っているので、メンテナンスを怠らなければ、いい雰囲気を長く保つことができるだろう。しかし、絨毯には染みが目立ち、鏡面仕上げのステンレス部分には、数多くのキズがあって痛々しかった。

バスルームは、以前にも増して暗くなってしまったが、3.52平米のスペースがあり、ゆったりとしている。アメニティはポーションのものが中心だが、入浴剤やボディソープも揃う。ブラシがふたつ用意されているのは、いささかもったいないような気がした。クローゼットには、ズボンプレッサーも完備。温度調節のつまみもクローゼット内だ。

室内は27平米という割には、広々と感じられてよい。卓上の目覚ましは、秒針のカチカチという音がうるさく、夜眠れなかったので、冷蔵庫に入れてしまった。あと、メモ用紙とボールペンがダサくて、雰囲気を壊している。これをなんとか改善してもらいたいもの。

ロビー ロビーの一角

ロビーに飾ってあるウエディングベア 室内の椅子

新たに用意された鏡 うるさい目覚し時計

2002年2月2日 夜
オークラフロンティアホテル海老名 コーヒーショップ「アルエット」
哀-3 上に立つものの責任
アルエット
ディナーが2002円。しかも、税サ込。これは驚きの安さに感じた。
早速食べに行ってみると、ウワサを聞きつけた人たちですでに列ができるほどの混雑ぶりだった。 15分ほど待って、席に案内された。若い黒服は、ちょっと軽い態度だが、一生懸命なところで救われていた。テーブルには紙のクロスが掛けられ、布のナプキンや卓上花がセッティングされている。
今回は最初から2002円ディナーが目当てだったが、他のメニューも一通り眺めてみた。以前はもうすこしかしこまったレストランとして営業していたが、オークラになってからコーヒーショップに業態を改めたとの案内が、客室にあったリーフレットに出ていた。しかし、メニューの区分は前菜、魚料理、肉料理という具合で、ライトミールがほとんどなく、コーヒーショップらしいメニュー構成ができていない。看板だけ取り替えてもダメなのだ。中身をよく考え直してもらいたい。

2002円ディナーは、前菜、スープ、メイン、パン、コーヒーという構成。前菜とメインはそれぞれ2種類からチョイスできる。さらに食前酒もサービスされるしかし、実際に食べ終わってみると、一皿ごとが貧弱で、お値段相応だという感想だった。
そして、このコースにはデザートがついていないため、アルバイトの子にもデザートを勧めるよう教育しているらしい。決して態度が悪いわけではないが、商品知識も十分でない係に勧められても、購買意欲が高まらない。
アルバイトの子たちは、十分な技術的な教育を受けておらず、下げものや水の注ぎ足しのタイミングを完全に見逃しているし、サービスの優先順位がまったくわかっていない。アイスクリームはどんな種類があるのかと尋ねると、少々お待ちくださいといって引っ込んでいったが、しばらくして出てきた時には、よそのテーブルにコーヒーを出しに行ってしまった。結局、だいぶ後になってから説明に来た。
そして注文したデザートは、その後25分以上もアイスクリームは出てこない。どうなっているのかと尋ねても、「少々お待ちください」ばかり。話にならないので、キャンセルして席を立つことにした。
この責任は、教育を担当する上司にある。

[オークラフロンティアホテル海老名] 991127 000917

Y.K.