1998.04.14
オイリーな店
「イルヴィネイト」相模大野
哀-3

うわさはたくさん聞いていた。「雰囲気もいいし、おいしい」とか、「俳優のK沢Y口夫妻もよく来てる」とか、「シェフがかわって駄目になった」などなど… まぁ、とりあえず行ってみなければ何もコメントできないので、月一度のアンサンブル研究会の帰りにみんなで寄ってみることになった。お昼だと、パスタは720円からで、コーヒーとジェラートを200円増しで付けてくれる。こんなに安いんだから、何が起こっても文句は言えないなって思った。

店内の造りはうわさ通りで、大変奇抜で建築家が趣味で遊びたい放題遊んだという感じ。話しに聞いていた限りでは、ぼくは神宮前の「MANIN」の内装を想像していたのだけれど、こちらの方がずっとカジュアル。渋谷あたりにはこういう店が多いかもしれない。

価格が安くて、内装が面白いだけで本来なら十分なのに、それをすべて帳消しにするくらい、店内が不潔だった。いたるところが油でベトベト。床は細かいゴミでいっぱいだ。見ているだけで、あちらもこちらも掃除したくなってくる。そのうえ、確かに余りおいしくないのだ。かつてこの店が清潔でおいしい料理を出していた頃に来てみたかった。

1998.05.02
After Stage
「イタリアンガーデン」相模大野
楽-2

店内

Sound Oasis Concertの当日。9時には会場に入り仕込みの進行をチェックし、10時30分から開演まで延々と出演者のリハーサルやその他諸々の用事で息をつく間もない。お弁当が2回配られたが、1度目の昼食は3分で平らげ、2回目の夕方のは残念ながら喉に入れる時間が取れなかった。3分で食べた印象からでも、今回のお弁当はとてもおいしかったように思えた。よく演奏を依頼されてあちこちに出かけていくが、お弁当がおいしいと不思議と気持ちよく演奏できてしまう。高々弁当でと思われるかもしれないが、主催者の気持ちをもっとも反映しているような気がするのだ。

コンサートが無事終了し、開場を後にしてレセプションに向かう。出演者の皆さんはやっと緊張から開放されて充実した気分をやっと噛み締められる頃だ。開場から程近いイタリアンレストランに席を設けてもらった。古くからある店らしく、真っ赤で大きなキャンドルが各テーブルに置かれ、ぐっと照明を落とした大人の雰囲気。イタリアンレストランというよりは、バリやタヒチの高級リゾートのムードだともいえる。行ってみなければ味わえない一種独特のムードで、サービスや料理もそれに沿っている。

従業員は親しみがあり、特に男性の従業員は相当の経験を持ったベテランでありながら、好感度が高かった。イタリア産ワインも多数あり、お値打ち。打ち上げ係の皆さんもよい店を手配してくれてありがとう。お疲れさまでした。

Y.K.