1994.02.14
女性向きの部屋
ホテルイースト21東京 Comfort Room
楽-1

仕事が終わるのが思いのほか遅くなり、このまま都内で1泊することにしたが、バレンタインデーの影響でどこのホテルも混み合っていた。ホテルイースト21もスタンダードルームなら用意できるとのことだったので、それで予約をした。

チェックインして部屋に入ってみると、どうやらコンフォートタイプと呼ばれる客室にアップグレードされたらしい。広さはスタンダードルームと同じだが、照明付き三面鏡やスタンド型ドライヤー、巾着型ポーチに収められたアメニティなど、レディースルームではないが、どちらかというと女性の便宜を考えた客室だ。

家具は木目を生かした光沢仕上げで、一部に象嵌が施されており、高級感もある。客室内は清潔で寝具も快適だった。ベッドにはユニークな読書灯が取り付けられていて、今回はひとり利用なので関係ないが、連れがいる場合にも、相手に眩しい思いをさせずに読書を楽しめるようになっている上、書面を明るく照らしてくれるので、目が疲れずに済んでとてもよい。

バスルームはユニットバスだが、明るく清潔感があり、大き目のバスタブはゆったりと足を伸ばせる大きさだ。アメニティも豊富で、ボトル入りのシャンプー・リンス・ボディシャンプー、ハーブエキス入りの大型石鹸、濡らすと膨らむボディスポンジなど、このクラスのホテルとしては非常に充実した品揃えだ。

クローゼットには、バスローブをはじめ、持ち帰り可能なスリッパや艶だし効果のある薬剤を染み込ませたシューシャインスポンジも用意されている。バラエティ豊富とまではいかないまでも、しっかりしたルームサービスメニューがあって、注文をするとちゃんとトロリーに白いクロスを掛け、布のナプキンを添えて運んでくる。

ロビーラウンジでのウェルカムドリンクチケットと、3時までのレイトチェックアウト、朝食が付いて、ダイナースクラブの特別レートで1室1名利用14,000円だったが、コストパフォーマンスは優れているように感じた。

Y.K.