1992.08.08
分身の術
「クイーンアリス」銀座
哀-1

ラタトゥイユと魚介のマリネ
キングサーモンのキャビアソース
鴨の網焼き
ココナッツのシャーベット
エスプレッソ

これで3,500円。デパートのレストランだが、これで高いという感じはしない。でも、サービス料は麻布の系列店と同じで14%要求される。土曜日だけあって満席。店内はそこがデパート内であることを忘れさせてくれる、南欧風のしゃれたインテリアだ。しかし、いつもながら従業員に笑顔はないし、注文受けの際もファミレスみたいにピッピッというハンディターミナルを使うところが、フレンチレストランらしからぬ感じ。盛り付けはたいへん美しいが、味はどれもレトルト食品か給食のような画一的な味わい。また来ようという気分にはさせてくれなかった。

1998年のコメント:かの有名な名誉鉄人の店です。麻布でも、また、横浜のPホテル内の支店でも同様の料理が食べられます。驚くほどに同じ味です。シェフが分身の術を使えるのかな?

Y.K.