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富山エクセルホテル東急 Premier Twin Room B | |
Toyama Excel Hotel Tokyu | 2011.09.16(金) |
富山県富山市 | 喜-3 |
ARCHIVES ・ 1992 |
元気なフロント係 行き当たりばったり、すべてが現地処理の中国張家界ツアーから戻ったその足で富山入り。気分よく演奏会を終えてチェックインした富山エクセルホテル東急では、にこやかで明るく快活な青年ふたりがフロントで出迎えてくれた。 このホテルを訪れるのは10年ぶりのこと。正面玄関もフロントも、なんとなく記憶にあると思いたいところだが、ほとんど覚えていない。ゆえに、見るものすべてが新鮮だ。正面玄関の、カーブを描いたガラスの自動ドア。車寄せに面した巨大なガラス窓。エクセルホテル東急ブランド1号店だけあって、アップスケールで立派な造りをしている。 ロビーは2層吹き抜け。大理石パターンの床と石囲いのついた太い二本の柱が堂々とした風格を漂わせ、ロマンチックなムードではなく、堅実で男性的な雰囲気が感じられる。大型のマネジャーデスクや中央の花台、フロントカウンターに使われている明るい色調の木目が、シックな石の空間に生き生きとした表情を与えている。 高級感のあるロビーに比べると、客室階のエレベータホールや廊下は、色彩感を抑えたシンプルなテイスト。エレベータホールや廊下の幅は広く、東急インとは明らかにグレードが違うという印象だ。客室は8階から14階までの高層階に210室を用意している。 今回利用したのは、13階に2室のみあるプレミアツインのBタイプのひとつ。このホテルではスイートに次いでグレードの高い部屋で、面積は約48平米。ワンルームタイプながらも、ゆったりとしたリビングスペースや広いバスルームを持ち、ジュニアスイート的なクオリティがある。 エントランスドアを入ると大理石床の前室があり、壺の載ったコンソールが置かれている。それ以外には何もなく、単純に広い部屋の前室という役割の空間だ。居室と前室との間は内扉で仕切られている。 居室は横幅の広いレイアウトで、2面の窓を持っている。それぞれの窓にレースとドレープが掛かり、カーテンボックスが天井より高く、見えないようになっているのが効果的。照明は中央のシーリングの他に、スタンドも使われている。 家具のデザイン性はなかなか。カーブを描いたテレビ収納ボードには、ふたつのブラケットライトが埋め込まれている。テレビボードの前にはサイドテーブルを挟んでふたつのアームチェアが置いてある。 アームチェアに向かいあうのは、華やかなファブリックのソファ。中央には真鍮足のガラステーブルを据えている。ソファは広げるとエキストラベッドになるものと思われる。ソファの背にはバゲージ台。この大きなソファの存在が、ベッドとリビングの間仕切り的な役を果たしている。 ミニバーとクローゼットは内扉とバスルーム扉の間。中央のミニバーを両脇のクローゼットが挟むような格好だ。開業当時は冷蔵庫ドリンクが無料だったことの名残りで、「お得意様」は好きなドリンクが2本まで無料との案内。無料サービスの場合も、伝票に記入してフロントに持参するシステムだ。 ベッドは120センチ幅が2台並ぶ。旧式のマットレスの感触はいまひとつだが、真っ白なデュベカバーによるメイクは清潔感がある。オレンジの棒状クッションがアクセント。 ライティングデスクは2面の窓の間にある。脇にスタンドを添えているものの、やはりデスクスタンドが欲しいところ。デスクトップに余計なものがないのは結構だが、こうも何もないとやや寂しい。 リビングの脇にはレザー張りのマッサージチェアが用意されている。マッサージチェア用のバスタオルやウェアも置いてある。そして部屋の隅には炭の飾りが。消臭の効果があるらしい。 バスルームは、ベイシンエリア、ウェットエリア、トイレに分かれ、それぞれにじゅうぶんなスペースが割かれている。豪華ではないが、使い勝手を重視した設備だ。 トイレはベイシンエリアの左側。便器が斜めに設置されており、それだけでもちょっと洒落た感じに見える。トイレの床は大理石。 ベイシンエリアの床も大理石張りだ。ベイシントップも大理石の一枚板を使っている。ベイシン下にはスツールの他に、フットスパなるマシンが用意されている。タオルはカゴに収められており、バスタオルが2枚、フェイスタオルが4枚。ドライヤーも上等だ。 バスタブは湯を溢れさせられるタイプ。バスタブ脇は洗い場になっており、イスや桶も用意されている。家族でのバスタイムがよく似合うバスルームだ。 バスアメニティはエクセル東急共通のもの。シャンプー類はディスペンサーボトル式で、バスタブ脇に用意してある。ユニークなのは日本海の海洋深層水を使った入浴剤。深いブルーが印象的だった。 チェックインしたのは21時30分。食事がまだだったが、館内レストランはすでに終了していたので、バーに入った。なにかしら軽食くらいあるかと思ったが、チョコレートとかナッツくらいしかなく、一杯だけ飲み物を口にして空腹のまま休んだ。 待ちに待った朝食は6:45から。ブッフェまたは和朝食のチョイスで、1,890円。ところが、7時には出発しなければならず、残念ながらゆっくり食べる時間なし。ロビーは朝市で賑わっていた。チェックインを担当した係が、夜勤明けでそのままフロントに。到着時同様、はつらつとした振舞いで見送ってくれた。 |
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