YKsonic Web | home | concert | kidoairaku>2010 | blog | gallery | profile | contact | |
ホテルクラビーサッポロ Superior Double Room |
|
Hotel Clubby Sapporo | 2010.11.14(日) |
北海道札幌市 | 楽-3 |
ARCHIVES ・ 1992 |
ビール工場跡をのぞむホテル サッポロファクトリーは、サッポロビールの工場跡地に造られた全天候型の大型商業複合施設で、1993年にオープンした。手掛けるのは恵比寿ガーデンプレイス株式会社だが、ガーデンプレイスのオープンは1994年、すなわちサッポロは恵比寿よりも先に開業している。 サッポロファクトリーの一施設として、ホテルクラビーサッポロがあり、こちらも恵比寿ガーデンプレイス株式会社が手掛けているが、恵比寿のウェスティンはそうではない。 サッポロファクトリーは、JR札幌駅から徒歩15分ほど。巨大アトリウムに面したショッピングモールや、レンガ館、煙突広場など、アミューズメント性の高い施設が集まっており、雪深い季節でも天候を気にせず楽しめる。 ホテルクラビーサッポロは、サッポロファクトリー西館という位置づけで、ホテルの他、フィットネスクラブがある。風情あるレンガ館と向き合うようにして建てられたホテルは、サッポロファクトリー全体と調和する外観をしている。 ホテルエントランスは小ぢんまりとしており、クラブハウスのような趣き。エントランスを入ると、右手にフロントレセプション、左手にライブラリー風のラウンジと、ロビー空間が二手に分かれている。 フロントカウンターのある方は、円形のテーブルやインフォメーションデスクの他、待合い用のソファが配されている。フロントカウンターは118室規模のホテルとしては小さく、客が集中する時間にはサービスがやや滞ることがあった。 フロントと反対側のコーナーは、よりゆったりとしたソファが置かれ、自由にくつろぐことができるようになっている。内装はクラシカルで、どちらかというと男性的なテイストだ。 フロントを取り囲むようにして廊下があり、そこはトップライトによる明るい空間。レストランやフィットネスへの通路になっている。フィットネスは宿泊客でも利用可能だが、料金設定は1回1,575円。 客室は2階から6階までの5フロアにあり、中央のエレベータホールから両側に長くのびる廊下に沿って客室が配置されているが、全室がレンガ館側を向いており、裏側向きの部屋はない。 各階のエレベータホール脇には、ブロックガラスで覆われた明るい自由空間がある。インテリアとしてはユニークだが、実際にここで過ごすという利用の仕方は、ほとんどないような気がする。 客室は、各フロアに14室の40平米タイプと10室の30平米タイプがあり、それぞれの広さに、グレードや内装テイストの異なる、バラエティ豊富な客室タイプが揃っている。いずれもゆとりある間取りと、広々としたバスルームが自慢だ。 今回利用したのは、最上階の隅に位置するスーペリアダブルルーム。広さは約30平米。モダンで明るい色調のイタリアンテイストだ。 ベッド幅は160センチ。白いデュベカバーでメイクされたベッドには、清潔感が漂う。シンプルなベージュのスローケットも効果的。だが、マットレスは古くて硬く、寝心地はいまひとつ。プレミアルームには、上質なマットレスを使っているとのことなので、眠りを快適にしたければそちらを選ぶべき。 ベッドサイドにはレザー張りのふたり掛けソファが置いてある。クッションふたつと、脇にコーヒーテーブルを添えている。 ソファがあるのはくつろぐのに重宝だが、この位置はあまりよいとは感じなかった。足元が窮屈なだけでなく、なんとなくベッドに横たわる患者を見舞うような雰囲気でもある。むしろ、ベッドと位置を逆にして、窓際にソファを置いた方がいいように思う。 デスクユニットはベッドの向かい側。レザーチェアを添えたデスクの前にはミラーを設置。卓上には、さまざまな案内が置かれ、ごちゃごちゃとした印象。片付けるだけでも面倒だった。 デスクサイドには液晶テレビを置き、その下は深さのある引き出しがあり便利。冷蔵庫にはドリンク類が入っており、グラスも3種類用意されている。ビール工場跡を意識してか、ビール用のピルスナーもある。 また、デスク脇には、スツールもある。そして、ズボンプレッサーや空気清浄機も常備している。空調の吹き出し口は窓台にある。窓は小さいが、飾りドレープが華やかだ。 クローゼットは入口付近にある。通路の途中には、ステンレスの荷物棚と木製のカウンターがあり、その間には間接照明とレースカーテンによる装飾がある。 バスルームは全室同様の仕様で、内装は質素だが、広々と造られている。ウェットのエリアとベイシンのエリアに分かれ、ベイシンエリアには、シングルベイシンとトイレが仕切りを隔てて並んでいる。 ウェットエリアには、湯を溢れさせられるタイプの深いバスタブと、桶と椅子を添えた洗い場がある。蛍光灯のそっけない照明だが、ゆっくりと湯に浸かれば、北国で冷えた体をじっくりと温めることができる。 入浴剤などバスアメニティの細かいアイテムも充実。だが、シャンプー類の品質はいまひとつだった。ドライヤーは壁掛け式で、弱々しかった。 カゴに入ったタオルはバスタオルが4枚に、フェイス、ハンドがそれぞれ2枚、そしてボディウォッシュ用の蜂須タオルが用意されており、この蜂須タオルはなかなかの優れものだ。他のタオルは、ホテルロゴの刺繍が入って、肌触りもよさそうに見えるが、実際はかなり薄かった。 朝食はレストランではなく、宴会場にてブッフェ形式で提供される。女性を意識した健康的な品揃えだった。館内にはイタリアンレストランもあり、こちらもランチタイムには多くの女性客で賑わっていた。 |
▲このページの先頭へ | |
OFFICIAL WEBSITE |
このホテルに関する過去のレビュー 初登場のため、過去のレビューはありません。 |