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ホテルクラウンパレス秋北 Deluxe Single Room | |
Hotel Crown Palais Shuhoku | 2010.10.20(水) |
秋田県大館市 | 喜-1 |
ARCHIVES ・ 1992 |
ベテランギャルソン 昨年に続き、二度目の宿泊となったクラウンパレス秋北。初めての時はエントランスを探して右往左往したが、今度は迷うことなくロビーへ着いた。 フロントにはふたりの係が控えていた。やわらかで上品な物腰に、よいホテルに来たという実感が得られた。ロビーに人影はなく、大理石の床に響く靴音だけが聞こえる。人のいない空間であっても、人のぬくもりが感じられる心地よいロビーだ。 スムーズなチェックインが済み、すぐさま部屋へと向かった。用意されたのは昨年と同じ、コーナーにあるデラックスシングルルーム。19平米のコンパクトな空間は、暖色系のカラースキームでまとめられている。窓側の壁を覆うレースカーテンが印象的だ。 内装がモダンでも、ベッドは旧式。カバーと一体となった寝具と、ややくたびれたマットレスは、一昔前の寝心地だ。ナイトランプはベッドボードの両脇にあり、ベッドまわりも十分に明るい。 デスクユニットは機能的なデザイン。デスク前のミラーは大型で、部屋を広く見せる役をも果たす。デスクスタンドはなく、梁からのダウンライトで照らす。テレビは横幅の広い画面の20インチ型だが、もっと大きいサイズのものでも置けるスペースはある。 床はフローリングで、窓際にはアームチェアとコーヒーテーブルがある。このちょっとしたゆとりが、部屋で過ごす時間を心地よく演出してくれる。 バスルームはレトロだ。だが、古めかしいだけで、清潔感に不足はない。タオルは大小1枚ずつで、バスアメニティは大型ディスペンサーボトルを中心とした品揃え。バスタブに湯を張ると、やや黄色がかっており、中国にいるような気分だった。また、シャワーの角度が調節できず、使いにくいのが気になった。 夜は景色というほどのものは見えないが、夜が明けると大館の街並みや遠くの山々が眺められる。他に高層建築はほとんど見当たらないので、視界が開けている。城の天守閣にいるような気分だった。 朝食は12階のレストランで。朝一番に出向いたが、帰るまでずっとガラガラだった。昨年、その振舞いに感心したベテランギャルソンも健在。若いスタッフも誠実な仕事ぶりを見せている。手本があるというのは幸せであり、互いの励みになることだろう。 |
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