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イーホテル秋田 Triple Room | |
E・Hotel Akita | 2010.10.19(火) |
秋田県秋田市 | 哀-1 |
ARCHIVES ・ 1992 |
いいホテル 当初は酒田で宿泊するつもりで酒田のホテルを予約してあったのだが、急遽予定が変わり、秋田で泊まることになった。 そうと決まったのが当日の夕刻。ところが秋田市内のホテルは混雑していた。ひと部屋ふた部屋なら、いくつかのホテルに空きがあったが、チームで行動しているため、全員分の部屋が確保できるホテルはなかなか見つからなかった。 スタッフが探し当ててくれたのが、イーホテル秋田。「いいホテルが取れましたよ」という言葉に、どんな高級ホテルだろうかと一同胸を躍らせたが、いいホテルではなく、イーホテルだとわかり皆の顔にはクエスチョンマーク。イーホテルというブランドの存在を知らないからである。 到着したのは23時過ぎ。駅からはやや離れているが、それほど街から外れているわけではなく、千秋公園には比較的近い。イーホテル秋田は、かつてのワシントンホテルらしい。下層階には地味なショッピング街があり、その上にホテルが載っている。 ホテルは満室と聞いてたが、夜のフロントロビーは静かだった。フロント係は1名。やっと訪れたであろう静寂をかき乱す深夜のグループ客にも、丁寧に接してくれた。 ロビーにはリゾート風のソファや大理石のテーブルが配され、無料のコーヒーサービスもある。また、傍らの売店には、美容グッズなどユニークなアイテムが土地の土産よりも幅を取っており、変わったホテルだなという印象を強めている。 用意された部屋はいろいろ。デラックスツインだ、トリプルだと、とにかく残り物の取り合いだった。そして、最後に残ったトリプルが回って来た。ひとりで過ごすのにベッド3つもいらないが、それだけスペースにはゆとりがあることだろう。 トリプルルームは確かに広い。だが、広い分だけ薄暗い。デュベカバー仕上げの寝具が掛かったベッドが3台並び、その向こうには襖風のスライドドアで完全遮光できる小さな窓がある。 ベッドは一応シモンズだが、一番安いシリーズなので、寝心地はいまひとつ。ベッドボード側の壁紙だけ派手な柄が入っているが、他はシンプルな内装だ。 デスクユニットは、ベッドと向かい合った壁の片隅に置かれている。テレビは非常に小さい。デスク前のミラー両脇には大きな照明器具があり、まるで楽屋の化粧台を思わせる。デスク並びにあるスリット状の姿見は、いいアクセントだ。 デスク脇のバゲージ台と思われるところには、番組案内やドライヤーのカゴが置かれているが、これは邪魔。荷物を載せるところには、何も置かないでもらいたい。 イスの類は、この客室内にはデスクに添えられたものひとつのみ。3人で泊まってもイスひとつとは。スペースに十分なゆとりがあるだけに不親切に思える。 また、部屋に最初に入った際、主電源を探すのに苦労した。通常なら、エントランスドアの脇にキースロットがある。だが、このホテルの場合、ナイトテーブルにあるのだ。キーケースをよく見たら説明が書かれていたが、フロントで口頭による説明はなかった。LANも無料とあるが、接続口がとうとう見つからなかった。 バスルームはユニット式。清掃がいい加減で、特に便器がひどく汚れているのが気になった。客室バスルームの他、館内には大浴場が用意されているようだが、利用する機会はなかった。 翌朝、小さな窓から外を覗いてみると、ビルの谷間にあるループトップが見えた。オール人工物の眺めで、心休まるものは何ひとつ目に入らない。 ホテル外観からは、複雑な構造が見て取れる。T字状の本館と、一本廊下のアネックスによる複合ビルで、ホテルというよりも、駅ビルを思わせる看板がユニークだ。 地上階にあるホテルメインエントランスでは、さまざまな木材を組み合わせたボードが出迎える。そこからエレベータで4階のロビーに上がる流れ。同じエレベータでそのまま客室階へも行かれる。ロビー一角には「黄金の椅子」が置かれており、なにやら能書きが掲示されていたが、よく見なかった。 朝食は11階のレストランで。満室だけあって営業時間内は常に混雑しているようだった。和洋のブッフェだが、特に和が充実。地の特産品づくしで、秋田の味覚を一通り味わえる。洋は野菜ジュースやサラダが好印象だった。 |
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