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岡山全日空ホテル Twin Room | |
ANA Hotel Okayama | 2010.09.13(月) |
岡山県岡山市 | 楽-1 |
ARCHIVES ・ 1992 |
さっぱりと泊まるだけのホテル 岡山に泊まる機会は多くないが、これまでは東口に直結しているグランヴィアを使っていた。岡山のグランヴィアはシティホテルとして堂々たる設備を持っており、人々が華やかに集うグランドホテル的なイメージが感じられ、レストランやバーも多い。 一方、西口の全日空ホテルは、再開発されたところににわかにできた宿泊主体のビジネス型ホテルという感じがあり、なんとなく無機質で暗い印象を持っていた。 だが、全日空がインターコンと提携したことで、メンバー特典により、シングルを予約していても広いツインが用意されるというメリットは魅力的だったので、泊まってみることにした。 駅からのアクセスという点では、いずれのホテルも互角。ただ、岡山空港へのアクセスを考えると、リムジンバスの停留所に近いという点で、全日空ホテルが一歩リードしている。 外観はメタリックグレーの近代的で簡素なもの。特に美しさやスタイリッシュさを感じることもなく、その点だけでもホテルとしての魅力に欠ける。さらに、併設された店舗街は、早くも撤退が相次ぎ、空家が目立つ。駅前でありながら、人の流れはこちらに向いていないようだ。これもまた、陰気なイメージを助長する。 エントランスに車寄せはないが、地下には270台収容の駐車場がある。館内に入ると、目の前がフロントカウンター、右側には朝食会場にもなるカフェ「ウルバーノ」がある。左側にはロビー唯一のシッティングコーナーがあり、さらに奥へと進むと客室階へのエレベータがある。 客室へのエレベータは3基あり、うち2基はシースルー型。周囲に高い建物がないので、エレベータからの眺めはいい。客室は9階から18階までの高層階に設けられている。 客室階に降り立つと、外観のイメージとは一転して、落ち着いた暖色系でまとめられており、安らぎが感じられる。照明も効果的だ。廊下にうっすらと流れるBGMは、軽やかなJAZZ。 今回利用したのは、25平米の標準的なツインルーム。客室扉を入ったら、まずはスロットにキーを挿さなければならない。すると主電源が作動し、室内の照明が点る。ドア脇にはちょっとした棚があり、ガラスの装飾が置いてある。 室内も廊下同様に温かみのあるデザイン。それでいて、どこか都会的なシャープさも併せ持っている。ベッドの台座やベッドボード、その上の額装などが、洗練されたアーバンライフをイメージさせるようだ。そして、額装と窓際のテーブルに当たるハロゲンダウンライトがとても効果をあげている。 窓は横長。ツインルームからは、エレベータと同じで、岡山駅や新幹線の軌道などが見える。カーテンは完全遮光タイプだ。しかし、窓の汚れが気になった。 ベッドは110センチ幅が2台。デュベカバー仕上げに、ゴールドのクッションを添えている。上に載っているのは、オリジナルのワッフル地ナイトウエアだ。 窓際にはカウチ風のソファがひとつと、ガラスのテーブルを置いている。ふたりで座るには小さいので、せめてスツールでもあると便利。 デスクユニットはロングカウンター式で、片側がカーブを描いて徐々に狭くなっていくデザイン。イスはオフィスチェアで、目の前には大きなミラーがある。デスクスタンドの他、天井からのハロゲンダウンもあって明るい。また、テレビはあまりに小さく、この部屋のグレードに合っていない。 デスクの下には、冷蔵庫とグラス類が収納されている。グラスは2種類、そして茶とマグカップが用意されている。一番下段にはリカーのミニボトルとおつまみがある。 冷蔵庫には、ミネラルウォーターやソフトドリンク、ビール、缶チューハイが入っている。となりにコンビニがあるが、こちらも高くないので需要はありそうだ。 バスルームは220×160センチと、部屋全体が25平米しかないことを考えると広く取られている。ベイシントップは黒、側面は木目。壁は真っ白なタイルで、床はやや黄色がかった石風の素材を使っている。 バスタブは内側の形がユニーク。また、脇にスリット状の明り取りが設けられているが、目隠しシールが貼ってあるので、ここから室内を見ることはできない。またシャワーが弱いことや、シャワーカーテンが体にまとわりつくことが気になった。 バスアメニティはシャンプー類がボトルディスペンサー式で、他のアイテムはアクリルのトレーに載っている。いずれも全日空ホテルの低級仕様。タオルは3サイズが2枚ずつあるが、いずれも薄っぺらだった。 結局、今回の滞在は零時前に到着して、早朝に出発したので、まったくもって寝るだけの宿。そうであれば不足はないが、ホテルをエンジョイするには、設備が足りな過ぎる。 |
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