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ホテルグランヴィア和歌山 Moderate Single Room | |
Hotel Granvia Wakayama | 2010.09.12(日) |
和歌山県和歌山市 | 楽-2 |
ARCHIVES ・ 1992 |
シティホテルか、ビジネスホテルか ホテルグランヴィア和歌山は、JR和歌山駅前にあり、商業施設との複合ビルになっている。JRと南海の主要ステーションが離れているという和歌山の鉄道事情により、本来なら相乗効果が得られる部分もが分散してしまっているように感じられる。 難波に行くには南海が便利だが、新大阪で新幹線に乗り継ぐにはJRの特急が好都合。しかし、JR大阪駅に行くには、どちらもスッキリとはいかない。 今回は翌朝に新幹線に乗り継ぐ予定だったので、新大阪へアクセスしやすいJRを利用することにしていた。であれば、JR駅前のグランヴィアが最適である。 このホテルはシティホテルなのかビジネスホテルなのか。広いロビーがあり、その前には車寄せもある。宴会施設も充実しているし、レストランもある。まあ、ロビーと車寄せならロイネットにもあるし、宴会場やレストランもそうだ。 だが、グランヴィアといえば、京都や岡山などはとても立派な印象があり、地域の最高さえ目指してるかに見える。一方。ロイネットは高級ホテルぶったところはなく、身の程をわきまえている感じがする。 実際に厳密な線引きは難しいのだろうが、グランヴィアというブランドイメージからすれば、ここもシティホテルだと考えたくなる。では、実際に泊まってみての印象はどうだろうか。 ロビーは広く立派だった。紀州手まりをモチーフにした毛足の長いカーペットが印象的である。よく見れば、同じモチーフの柄が、あちこちに使われている。 フロントはロビーの片隅にある。夜遅くのチェックインだったので、夜勤の若い男性が担当した。夜に合わせてか、やや暗いサービスだったが、丁寧さは感じられる。荷物は多かったが、サポートはなかった。 客室階へのエレベータ2基はフロント脇にある。客室は7階から9階の3フロアだけ。全部で155室と小ぢんまりとしたホテルだ。3フロアのうち、7階だけは構造が違っており、廊下が2列に分かれていて、一部客室は中庭を望む位置にある。すべての客室は2009年6月に改装を終えているとのことだ。 今回利用したのは最も狭いシングルルームで、面積は15平米しかない。ドアを入ると、すぐに奥行きの浅いクローゼットがある。ちょっと便利だったのは、脇に2段の小さな棚があることと、内部に照明があること。これだけでも重宝する。 部屋は細長い構造で、幅は狭い。淡いカラースキームでまとまっているが、軽すぎず、ドライな感じもなく、カジュアルながらに心地のいい雰囲気だ。 ベッドはシモンズのマットレスと都度替えするデュベカバーを使い快適。幅も140センチある。ナイトスタンドはなく、チューブ式の読書灯のみ。ベッドの上には浴衣がセットしてある。 デスクは窓に向かって設置されている。オフィスチェアはレザー張りで、テレビは液晶。テレビ下のラックに扉はなく、小さい空の冷蔵庫や湯沸かしなどが置いてある。イスの脇には空気清浄機が収まっている。デスクトップも広めで使いやすかった。 窓はデスクの向こう側にあり、あまりよく見えないが、7階のシングルルームから見えるのは、植え込みだけである。だが、デスク越しに、窓いっぱいのグリーンが眺められると考えれば、むしろ気が利いているようにも思える。 バスルームは140×180センチサイズのユニット。すっかり新調され、ピカピカの清潔感だ。さわやかなパネルのカラーも好印象だった。 朝食はレストラン「M(ミュウ)」で。これでミュウと読ませる時点で田舎くさい。店があるのは5階の食堂街の一角。 ブッフェ形式で、料金は1,260円だ。カニクリームコロッケ、ソフトクリーム、パスタなど、朝から脂肪分たっぷりなものが並ぶ。温野菜と書いてあるところには、がんもどきがあった。干物を自分で焼くコーナーがあって、店内中が干物くさい。 他に、1階のカフェレストラン「パスワード」でも、カジュアルなモーニングセットを提供しているらしい。 さて、部屋の広さ、居心地、朝食のレベルを見る限りでは、やはりここもビジホの仲間という感じだろうか。 |
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