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ホテルルートイン大曲駅前 Comfort Single Room | |
Hotel Route Inn Omagari Ekimae | 2010.09.05(日) |
秋田県大仙市 | 楽-1 |
ARCHIVES ・ 1992 |
ゴリラが待つ駅前 大曲駅に到着する秋田新幹線は、この駅で方向転換をして、来たのとは逆の方向に出発する。つまり、すべての秋田新幹線はこの駅を通過することなく、同じ方に向かって走り出す。 駅はたいそう立派になったが、駅前はむしろ寂れるばかりだと聞いた。賑わうのは、全国的に有名な花火大会の時くらいらしい。確かに、日曜日の午後だというのに、まったく人には出会わない。 その代わり、駅前ではゴリラの像が出迎えてくれた。話しかけても返事はないが、互いに見つめ合っているうちに、何かが通うような感じがしたのは、気のせいだろうか。 ホテルルートイン大曲駅前は、駅前という名前にもかかわらず、徒歩で3分ほど離れている。実際、車で訪れる人の方が圧倒的に多いらしく、平地駐車場と立体駐車場を合わせて70台の駐車スペースを確保。また、このホテルが周辺では一番高い建物のようだ。 ロビーは広々としており、いくつものソファとテーブルが、空港ラウンジのように規則正しく並んでいる。無料のコーヒーマシーンが置いてあるが、カップは使い捨てではなく陶器のもの。エコのためか、部屋に持ち帰らせないためなのかは謎。 フロントでのチェックインはスムーズに行われた。特別な要望に応えられるかは不明だが、第一印象としては上々だった。客室階へのエレベータは2基。客室は2階から10階に位置している。 客室階はレギュラーフロアとコンフォートフロアに分けられ、コンフォートフロアには木目を多用し、より落ち着いた雰囲気の内装が施されている。 今回利用したのは、コンフォートフロアのシングルルーム。ベッド幅は140センチで、窓に足を向けて配置してある。ベッドスプレッドにはシミや汚れが目立ち、マットレスの感触も硬くてあまりいい感じはしない。 クローゼットは窓際に設けられた極めてスリムなもののみ。引き出しの類は一切なく、収納スペースにも乏しい。 デスクユニットは機能的にまとまっており、オフィスチェアが置かれ、デスクトップ下には棚が設けられている。テレビは一番隅に寄せられているが、その裏側がひどく汚れているのが気になった。テレビ下の扉内には、冷蔵庫と茶セットがある。茶は、粉の緑茶とピーチティー。茶碗ではなくマグカップが置いてある。 ナイトランプとコントロールパネルはベッドボードに組み込まれているが、脇には小さな可動式のナイトテーブルがあって便利だった。 バスルームはとてもコンパクトだが、清潔感は申し分ない。アメニティの用意は低品質で限定的だが、コンフォートフロア用には男性用乳液とヘアジェルが用意されている。タオルは大小1枚ずつ。大浴場を利用する場合も、これらを持参する。なお、すべての館内設備は、客室備え付けの丹前と浴衣で利用できる。 大浴場は1階にある。小さな庭を望む石造りの湯船と6か所のカランを備えたラジウム人工温泉「旅人の湯」だ。今回は宿泊客が少ないのか、まったく人と出会うことがなかった。 朝食は1階の「花茶屋」で、バイキングスタイルでの提供。こうしたバシェット型ビジネスホテルの朝食は食べられたものではないと思っていたのだが、ここのは案外悪くなかった。 ふだんはシングルルームが7千円ほどだが、花火の時にはツインルームが4万円近くになる。ビジネスホテルとしては、価格変動幅の著しく大きなホテルである。 |
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