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盛岡グランドホテルアネックス Twn Room | |
Morioka Grand Hotel Annex | 2010.09.02(木) |
岩手県盛岡市 | 楽-1 |
ARCHIVES ・ 1992 |
ビジホになったシティホテル 岩泉から来ると、盛岡は目が回りそうな大都会である。城下町らしい風格の中、東北らしい人情がうかがえる。盛岡での滞在は、グランドホテルアネックス。3連泊しながら旅の目的地である岩手町へと通った。 本家盛岡グランドホテルは、市街地からはずれた小高いところにあり、広々とした客室をはじめとしたゆとりあるスペースが魅力だが、グランドホテルアネックスは、規模も小さく、街なかの表通りから引っ込んだところに建っている。周囲には小さな居酒屋や大衆食堂が多くあり、繁華街にも近く、同時に、盛岡城跡公園や商店街にも近い。しかし、駅からはやや離れている。 今や、レストランを持たず、完全なビジネスホテルとなっているが、かつて小さいながらもシティホテルとしての体裁を保っていたころの名残りは随所に感じられる。 正面玄関前には、車がぎっしりと停まっている。これらは立体駐車場から溢れた車たち。それら車の間をすり抜けながら、正面玄関にいくのも容易でないほどだ。一方、裏側にあるサブエントランスには、ハーブガーデンや立派な彫刻があり、むしろ雰囲気がいい。かつては噴水やせせらぎもあったようだが、今では水が枯れている。 ロビーは、かつてはラウンジもあったのだろうか。今はフリーで座れるソファが置かれ、壁際に申し訳程度の土産品が並んでいる。会議室かレストラン個室だったと思われる場所は、喫煙スペースになった。一角にはペイストリーブティックがあり、イートインも可能だ。 フロントカウンターは小さいが、係が常駐しており、サービスの質はシティホテル風だ。チェックインはスムーズに行われ、客の顔もよく把握してる様子。明るい表情が印象的だった。 客室は2階から10階までにあり、低層階の方が建物の幅が広いため、広いトリプル仕様の部屋が並ぶ。今回用意されたのは10階のツインルーム。面積は25平米程度だろうか。 改装を経て、見た目は小奇麗になっているが、機能性としては古さが否めない部分が残る。たとえばベッド。マットレスはかなりへたっており、寝具を包むカバーには汚れが目立つ。今の時代、眠りへの投資は最優先すべきだ。 テレビは壁掛け式で26インチの大きさ。ケーブルが下に露出しているのが残念なのと、角度的に、部屋のどこからも見やすいとは言えない。 デスクは壁のくぼみに収まっているが、これもワークスペースとしては窮屈。そこに、ポットや案内などが置かれており、さらに狭くなっている。これらをどかそうにも、置く場所がなく、結局、床に並べなければならなかった。イスがスツールであることや、デスク照明がミラー上のブラケットのみであることも物足りない。 窓際にはどっしりとしたアームチェアとテーブルが置かれ、ここが一番シティホテル的な場所になっている。室内にフロアスタンドはないが、テーブルの上にはハロゲンのダウンライトがあり、雰囲気よく照らす。 窓からの眺めは市街のビル。遠くに丘陵が見えるものの、あまり緑豊かな印象はなかった。ドレープにはタッセルが設けられている。 クローゼットは入口脇に設けられている。扉は両開きだが、片側の下段には冷蔵庫が収まっており、扉のサイズはアンバランスだ。 バスルームはタイル張り。柄が入っているところがレトロな感じだ。ベイシントップが広く、使いやすかった。 バスタブも割と大きなサイズだが、シャワーカーテンを引くと内部が暗いことと、カーテンがまとわりつくことが気になった。バスルームにはレトロな電話機も備わっている。 タオルは最初からシングルユースを想定してか、大小が1枚ずつのみのセッティング。追加をもらうには、追加料金が必要とのこと。余分のタオルが有料のところなんて、あまり聞いたことがない。それだけでイメージガタ落ちだ。 朝食は地階にある部屋で提供される。ブッフェ形式で1,260円。しかし、内容はパッとせず、せいぜい800円がいいところ。週末はファミリーの利用が多いようだ。 |
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