YKsonic Web | home | concert | kidoairaku>2010 | blog | gallery | profile | contact |

福山ニューキャッスルホテル Executive Double Room  
Fukuyama New Castle Hotel 2010.04.08(木)
広島県福山市 喜-2

窓からの眺め

ARCHIVES

1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
ホテル別リスト
レストラン別リスト
「楽5」「喜5」ベストコレクション
グルメ2010
グルメ2011

暖色系の部屋


福山駅南口前にある福山ニューキャッスルホテルは、周辺随一の規模と設備を誇る、本格的な都市型ホテルである。開業は1984年。ニューというには理由があり、1974年に福山キャッスルホテルが開業しているのだが、こちらは後に業態を変え、キャッスルイン福山となっている。

この日、ホテルに到着したのは夜10時を回ってからだった。すでに夜間モードに入ったホテルはひっそりとしており、広々とした空間が一層広く感じられる。

駅から歩けばフロントに近い玄関から入れるが、車の場合は宴会場に近い正面玄関車寄せを利用する。正面玄関にドアマンやベルといったスタッフはいなかった。館内に入ると、フロントまでまっすぐにのびる廊下が目に入る。艶やかな大理石の床が、規則正しく並んだダウンライトを反射し、滑走路のようなイメージだ。

正面玄関車寄せを入ったところ

途中には2000人収容の規模があるという大宴会場への上り口があり、こちらも華やかな印象。廊下に沿ってはイスが並んでいたり、グランドピアノがあったりと、通路でありながらも憩いのスペースを兼ねているようだ。

宴会場への階段

フロントロビーも明るい雰囲気。中央にソファがあり、その周辺には地域の名産品を取りそろえたショップになっており、品揃えはなかなかだ。

フロントカウンターに控えていたのはマネジャーかと思われる男性のスタッフだった。長い経験を持っているらしく、ソフトな物腰ながらも手際がよく、明らかにベテランの域。丁寧な言葉遣いも心地よかった。

客室へと向かうエレベータは2基。最上階には、かつて客室だったところを改装した小宴会場が並んでいるが、ほぼ客室用のエレベータと考えていい。その割には長い時間待たされることが多かった。

フロント前

客室階は改装が済んでおり、モダンながら温かみのあるデザイン。エレベータホールの床は石張りで、そのまま石の床が廊下を横切っている。

エレベータホール

用意された部屋は12階の廊下をせっせと進んで辿り着く、最も奥のコーナールーム。どうやらこのホテルに2室しかないエグゼクティブダブルルームらしい。この上のクラスはスイートなので、それ以外では最もグレードの高い部屋ということのようだ。

入口側から室内を見る

面積は約28平米。内装はオレンジから深いローズウッドまで、暖色系のみのカラースキームでまとめられており、バランスのよい落ち着いた感じの仕上がりだ。タリフやサイトの写真で見るより、現物の方が印象がいいというのも珍しい。

ベッド幅は200センチで、ベージュのカバーと一体になった寝具を使っている。ベッドの周囲には空きスペースがあり、十分なゆとりが感じられる。照明は全体に控えめだが、窓際の天井に設けられたハロゲンのダウンライトが、高い照明効果を生み出している。

窓側から室内を見る

壁は基本的にオフホワイトだが、ベッドボード側だけベッドカバーと同系色のベージュを配し、変化を付けている。カーペットとベッドスカートは、花のようなやや明るい色調だが、模様はまっすぐな線だけで描かれている。

デスク側

デスクユニットは昔ながらのしっかりした木製のもの。デスクトップが広く使いやすく、両サイドに合計4段の引き出しを備えるのはいいが、空きコンセントがひとつしかないのには困惑した。テレビは32インチ液晶だが、隅の方に追いやられているように見えた。

バゲージ台もベンチ風で広くていい。クローゼットの扉はミラー張りになっており、中に赤いスリッパが入っているのが印象的だった。

窓際の椅子

窓際の角にはイスセットがある。アームチェアが四角いテーブルを挟んでいるシンプルな設えだ。このゆとりなら、ソファやオットマンを置くこともできだように思う。

窓は横広で、比較的高い位置に取り付けられている。その窓からは福山駅越しに福山城を望む。特に高層階からは視界が開けて見ごたえのある景観が得られる。

ベイシン

バスルームも改装され、明るく清潔感のある空間だ。全体的に人造建材を使っているが、模様は石柄のナチュラルな感じ。金具も洒落ている。

バスタブ

バスタブは真っ白ではなく、ややアイボリー調。バスタブ上にもダウンライトがあるので、シャワーカーテンを閉じても暗くなかった。バスタブにはディスペンサーボトルのシャンプー類が置いてある。

バスアメニティ

バスアメニティは充実している。固形ソープや基礎化粧品のほか、大型ディスペンサーボトルと同じブランドのミニボトルシャンプー類も用意している。タオルは大小2枚ずつに加え、ボディウォッシュクロスがある。

トイレ脇に置かれたサニタリー袋には、使用済みのナプキンが残っていた。もちろん見落とす客室係がいけないのだが、この袋に物を捨てたら、袋ごとゴミ箱に移すのもたしなみではないだろうか。

朝食は7時からロビー階のレストランで提供される。ブッフェ形式で、品揃えはまずまず。意外にも客層は外国人が多い。それから何かのイベントなのか、お坊さんがたくさんいた。朝からありがたいことだ。

 ▲このページの先頭へ  

OFFICIAL WEBSITE

福山ニューキャッスルホテル

このホテルに関する過去のレビュー

初登場のため、過去のレビューはありません。