ヴィラフォンテーヌ新宿 S18Q Room
 
Hotel Villa Fontaine Shinjuku
2009.11.09(月)
東京都新宿区
楽-1

正面玄関
 
繁華街のビジネスホテル

ヴィラフォンテーヌ新宿は、日本一の繁華街・歌舞伎町の一角にある、全66室の小さなビジネスホテルだ。客室以外に設備を設けず、宿泊に特化しているため、宿泊客以外が立ち入ることがなく、ひっそりと佇んでいる。

ホテル周辺はさほど賑やかではなく、マンションなどが多いエリアだが、それでも環境や雰囲気がいいとは言えない。エントランスを入ると、シャンデリアをモチーフにした間接照明入りの壁面装飾があり、フロントカウンターはそのすぐ脇にある。

客室タイプは2種類。シングル仕様で13平米のD13D、そしてダブル仕様で18平米のS18Qだが、いずれも1名でも2名でも利用可能な料金設定がなされている。今回用意された部屋は広い方のカテゴリーのように思われるが、確実なところはよくわからなかった。

入口を入るとすぐに、小さくて四角い居室がある。入口側の壁に向かってデスクとクローゼットが並び、小さな窓に寄り添うようにベッドがある。160センチ幅ベッドの足もと側にもすぐ壁が迫り、その壁を少しくりぬいた部分に、液晶テレビが掛かっている。カーテンは半透過性のドレープのみで、レースはない。

入口ドアの脇にも、壁をくりぬいた部分が二か所あり、それぞれティーセットとポット、空の冷蔵庫が置かれている。寝具は白いデュベカバーメイク。ふたつの枕に、ジャケットを着せたようなユニークなクッションが添えられている。ベッド脇のサイドテーブルは、デスクのイスの向きを変えれば、イスにとってのサイドテーブルにもなる位置にある。

内装に高級感はないが、デザインには工夫が感じられ、ベッドボード側の紫の壁紙や、家具の木目がいい味を出している。

居室はコンパクトだが、バスルームはゆったりしている。引き戸を開けると、正面には便器、左脇にベイシンが設置されている。そして、ユニット式ながらも洗い場付きの広いバスルームを備えている。発泡入浴剤など、バスアメニティもよく揃っており、入浴タイムは意外と楽しめそうだ。

ヴィラフォンテーヌでは全店で朝食無料サービスがあるが、ここはレストランやラウンジがないため、希望した時間にルームサービスしてもらえる。だが、運ばれてくるのは、箱に入ったサンドイッチとちょっとした惣菜。飲みものは客室備え付けのティーバッグかドリップコーヒーを使うようにとのこと。朝からこの内容では気が滅入るが、仕方がない。

廊下には「派遣型風俗」を連れ込まないようにとの呼びかけが掲示されてる。場所柄といい、雰囲気といい、バスルームの設えといい、まるでそのために作ったのでは?と思いたくなる節すらあるのに、なんとも皮肉なものだ。

 
窓際にベッド 壁掛けテレビ ベッド側の壁紙が印象的

入口脇にすぐデスク サイドテーブル ナイトパネル

ジャケットを着たクッション 窓からの眺め デリバリー朝食

ティーセット バスルーム入口は引き戸 ベイシン

ベイシン バスルーム バスルーム

正面玄関 外観 近隣の風景

 ヴィラフォンテーヌ新宿(公式サイト)
 以前のレビューはこちら→ 初登場


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