フルコースのルームサービス |
2007.08.27(月)
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北軽井沢ハイランドリゾートホテル Royal Suite | |
Kita-Karuizawa Highland Resort Hotel |
楽-3
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北軽井沢ハイランドリゾートホテルがあるのは、別荘地、浅間ハイランドパークの敷地内。北軽井沢と言っても、ここは長野県ではなく群馬県嬬恋村である。軽井沢方面からだと、峠の茶屋を過ぎて、しばらく進んだ右側に見えてくるので、場所としてはわかりやすい。また、周辺には観光施設やマーケットなどもあるので、便利な立地にあると言えるだろう。
今回は軽井沢駅からタクシーでアクセスしたが、駅からは6,300円だった。他には路線バスという手もあるが、待ち時間などを考えれば、タクシーの方が便利だ。この日はホテルに用事があって訪れたわけでなく、別荘地の方が目的だった。知人が別荘を新築したので、そのお披露目にお邪魔をしたのだが、敷地内にホテルがあると聞いて、ついでに泊まることにしたのだった。 チェックインをしたのは19時を過ぎていた。ピークは過ぎているとはいえ、まだ夏休み期間中。軽井沢の短いベストシーズンの真っ只中だ。ホテルは満室だったが、客室数が少ないので、静けさが保たれている。ホテル内にはダイニングと屋外プール以外、これといって設備はないので、ゆったりと時間を過ごそうという目的で訪れる人が多く、落ち着いた雰囲気。アクティブ派にはハイランドパーク内に様々なスポーツアクティビティがあり、特にパターゴルフとテニスに人気が集まっているようだ。 別荘であれこれ飲み食いをさせてもらってきたのだが、この時期、素泊まりという設定はなく、すべて2食付のパッケージプランになっているとのことで、ディナーが待ち受けていた。当初はひとりで泊まる予定だったが、東京から弟子がひとり来ていたので、そのまま帰すのもなんだと思って、一緒に泊まることに。チェックインの際、人数を変更してもらったところ、どういうわけかわからないが、ディナーをルームサービスにしてくれることになった。不思議だったが、そうしてくれるというので、黙って従ってみることにした。 客室はすべてプールに沿って配置されたメゾネットルーム。そのうち、コーナーに位置するタイプがロイヤルスイートである。立派な名を冠しているが、面積は47平米とそれほど広くなく、内装もとりわけ豪華だというわけではない。ただ、レイアウトは非常にユニークだ。入口を入ると前室があり、脇にはクローゼットと脱衣室、ユニットバスを備える。バスルームは至ってフツウなので、スイートという呼び名から期待を寄せると拍子抜けするかもしれない。 リビングの方に進むと、すぐに最初の段差があって、そこにはライティングデスクを設置してある。強いて言えば書斎的な空間なのだろうか。そして、さらに数段のステップを上がるとリビングルームになっている。リビングは2階まで吹き抜けで、高い天井からシャンデリアが下がっており、大きなソファセットとテレビを配した。ソファの後ろに隠れているが、立派な暖炉があって、火を入れようと思えば使えるらしい。テレビには有線放送の機能も備わっているが、故障中なのか、音楽を聴くことはできなかった。 リビングから階段を上がると、感じとしてはロフトと呼ぶのがピッタリくるようなベッドルームになっている。2台のベッドが並び、そこには厚手の寝具が掛かっており、朝晩は冷える軽井沢とはいえ夏には暑く感じられた。 ディナーは3人の係によって次々と運ばれてきた。フルコースの皿を一度に並べるのは壮観だが、早く食べなければ冷めてしまう。だが、レストランではとても不可能な食べ方ができるので、これはこれで面白かった。朝食はレストランにて。シンプルなアメリカンブレックファストだった。サービスに当たるのは若いスタッフたち。不慣れな印象もあるが、とても真面目。周囲を見ると、家族連れが多いが、こうした派手さのないホテルを選択するだけあって、客たちが作る雰囲気もなかなかよかった。 |
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北軽井沢ハイランドリゾートホテル |
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