ツイン改めシングル |
2007.06.06(水)
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ホテルニューオータニ長岡 Deluxe Single Room | |
Hotel New Otani Nagaoka |
楽-2
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初めて訪れた長岡駅は工事中で、通路が迷路のようになっているだけでなく、案内表示もされていないため、どちらに向かえば目的地なのかもわからず、右往左往してしまった。窓でもあって外の様子を眺められでもすれば、駅前にあるはずのホテルはすぐに見つかるだろうが、その窓も工事のシートで覆われていた。当てずっぽうで片方の出口から地上に降りてみたら、ビンゴ。ホテルニューオータニ長岡は目の前だった。
ホテルのエントランスまでは、屋根のあるところしか通らないので、もし雨や雪が降っていても、濡れずに行くことができる。駅から来るルートだと、ホテルの正面玄関とは反対側にある裏手のエントランスから入ることになり、そこはちょうどホテルアーケードだ。ケヤキの木があるパティオを取り囲むようにして、小さなブティックなどが並んでいるのだが、徐々に店が減少しつつある様子。 エントランス脇に、ホテル直営のカフェテリアがあったので、チェックインの前に軽く食事をすることにした。ベーカリーショップを兼ねており、カウンターで注文して先に会計を済ませるスタイル。ボロネーズパスタのセット700円にはサラダとドリンクが付いている。基本的にセルフサービススタイルだが、料理は運んできてくれた。 食事を済ませて、チェックイン。フロントはアーケードを抜けたところにあった。ひろびろとしているが、何が置いてあるということもなく、さっぱりとした空間だ。フロント係は親切だった。礼儀正しい応対で、よく教育されているという印象。禁煙室が満室のため、念入りに消臭した部屋を用意したことや、まだ廊下で清掃係が作業をしており、ワゴンなどが出ていて見苦しいかもしれないといったことを、あらかじめ説明してくれた。 用意された客室は11階のデラックスシングル。客室は5階から12階までにあり、8階以下と9階以上では内装のグレードに差があるようだ。このデラックスシングルは、もともとツインルームだった部屋を改装して設けられている。面積は26平米で、シングルとしてはゆとりの広さ。2台並んでいたベッドの片方を撤去し、そこに多機能マッサージチェアを据えているが、ベッドボードが残されており、ツインだった頃の様子も想像できる。アームチェアもかつてはふたつあったのだろうが、今はひとつになった。 ベッドは110センチ幅で、東京のニューオータニタワーと同じ寝具を使っており、家具のテイストもニューオータニらしさが感じられる。備品のティーポットとカップも東京のと同じ。初めて滞在する街にいながら、見慣れた雰囲気に囲まれるというのも、なかなか面白い気分だ。デスクユニットは比較的幅広いタイプで、引き出し、ミニバー冷蔵庫を備えている。ソフトドリンクやミネラルウォーターは210円。 04年製ブラウン管テレビは、それ用の台に載せられている。家具はほとんど以前からのものを使っているが、ファブリックや照明スタンドは新調した感じだ。窓は横広の出窓スタイルで、一部分だけが開閉できる。夜景が暗い印象だが、近くにあるホテルアルファワンの看板だけが、まるでパチンコ屋のように派手だった。 バスルームは3.2平米のタイル張りユニット。アメニティはいろいろ揃っているが、シャンプー類はポーションでソープは15グラムと少量だ。バスルーム扉や、引き出しのハンドルがユニークなデザインなのが一番印象に残った。朝食は「アゼリア」でブッフェスタイルで提供される。和洋あるがスパニッシュオムレツ、ほうれん草ソテー(冷凍だけど)、カスピ海ヨーグルトのある洋食に目がいった。コーヒーは係がテーブルまで運んでくれる。 この他にも館内に6店舗の飲食店があり、長岡のプレステージホテルとして地元にも愛用されているようだ。宴会場も充実しており、2階にはコンサートも可能なホールも設けている。正面玄関には係が立ち、荷物の手伝いやタクシーの手配などを行なっている。宿泊しているのはほとんどが男性ビジネス客。そのあたりもニューオータニらしい雰囲気だった。 |
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ホテルニューオータニ長岡 |
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